頑張ってます岐阜県人
髙木 英樹さん
筑波大体育系教授

2019年03月29日 09:11

「水泳の技術を理論的に裏付け、選手のポテンシャルを引き出したい」と話す髙木英樹さん=茨城県つくば市、筑波大

「水泳の技術を理論的に裏付け、選手のポテンシャルを引き出したい」と話す髙木英樹さん=茨城県つくば市、筑波大

「速く泳ぐ」科学で追求

 速く泳ぐためにはどうすればいいか-。競技経験を生かし、速く泳ぐ技術の研究に取り組んでいる。「感覚的な動きを理論的に裏付け、選手のポテンシャル(潜在能力)を引き出したい」と意欲を示す。

 不破郡垂井町出身。大垣東高、筑波大で水球選手として活躍。卒業後、スペインに水球留学し、強豪国の環境を肌で感じた。「子どもの頃から水球に親しみ、育成システムがしっかりしていた」と振り返る。

 帰国後は筑波大水球部コーチを経て、三重大に赴任した後、再び母校に戻って監督に就任。ロンドン五輪出場を目指し、2010~12年には水球日本代表監督を務めた。

 「戦術やメンタリティーを世界基準にしたかった」。ロンドン五輪出場は逃したが、そこで育てた選手たちが主力となり、チームは次のリオデジャネイロ五輪で32年ぶりの五輪出場を果たした。

 研究者としては、流体力学を応用し、腕のかき方やキックの動作といった水泳技術を科学的に分析。スポーツ用品メーカーと協力して、水着の開発にも携わる。

 来年に迫った東京パラリンピックに向け、選手の科学的サポートもしている。「東京がゴールではない。その先を見据えていきたい」と話す。茨城県つくば市在住。56歳。(4月から県内版で掲載します)


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