頑張ってます岐阜県人
スコット・アレン(本名・青木聖也)さん
空間に映像を創り出す「像楽家」

2019年06月27日 13:31

「多様な発見をもたらしてくれるのが映像の魅力」と語るスコット・アレンさん=東京都渋谷区

「多様な発見をもたらしてくれるのが映像の魅力」と語るスコット・アレンさん=東京都渋谷区

ライブ性の意義研究

 身の回りにある物を通して、一点の緑色レーザー光が屈折したり膨らんだりしながら空間全体に像を映してしていく。「見る人によって多様な発見をもたらしてくれるのが映像の魅力」。視野の中にある潜在的な映像をあぶり出す作品や、固定化された映像の可能性を再考するような作品を制作している。

 本巣市出身。岐山高から東京理科大に進学。バンド活動を続けたのち、映像でライブを演出するビジュアルジョッキー(VJ)の活動を始めた。大学院を修了後は、企業で働いた。だが「アートの仕事がしたい」と情報科学芸術大学院大(IAMAS)に入学し芸術の道へ進むことに。修士作品は岡本太郎現代芸術賞展で入選、展示された。

 現在、慶応大大学院の博士課程で人工知能(AI)を用いてライブ性の意義について研究しつつ、映像表現活動を行う。慶大や武蔵野美術大の非常勤講師も務める。「AIを使った自動化と行動の代替が進む今の時代だからこそ、AIと共創した時に空間としての体験がどう変わるかを考究したい」と語る。東京都町田市在住。32歳。


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