頑張ってます岐阜県人
かのう ゆきさん
「奇跡は段ボールの中に」著者

2019年09月05日 10:32

「岐阜に貢献したいという思いを形にできた」と語るかのうゆきさん。やななの軌跡を小説にした=岐阜新聞本社

「岐阜に貢献したいという思いを形にできた」と語るかのうゆきさん。やななの軌跡を小説にした=岐阜新聞本社

やななの軌跡、小説に 

 岐阜市の柳ケ瀬商店街の非公式キャラクター「やなな」の軌跡をたどった小説「奇跡は段ボールの中に」の著者。「皆さんの地域への思いを結集させた」と語る一作は先月、東海3県の書店員らが一押しの本を選ぶ「第3回日本ど真ん中書店大賞」のご当地部門(岐阜)に選ばれた。

 経済紙記者を経て、東京都のビジネス系ニュースサイトで記者を務める。岐阜市で起業した元上司との縁で、やななを題材にした小説の書き手の依頼が舞い込んだ。小説を書き、本にするのは初めて。「取材して文章にするのは同じだが、描写を細かくするといった手法は、簡潔に書くという普段の仕事とは大きく異なる」と戸惑いもあった。

 やななの活動に携わった約40人に話を聞き、「柳ケ瀬に残したものの大きさを感じた」。段ボールを頭にかぶった、やなな"本人"へのインタビューも敢行。得意の筆談は健在で、「スケッチブックを3冊ぐらい消費していた」と明かす。

 東京都在住、大垣市出身。離れてなお故郷への思いは強く「今後も何らかの形で岐阜に関わることをしたい」と思い描く。32歳。


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