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伊藤 維(たもつ)さん
建築家

2019年09月19日 10:01

「地方の魅力につながる建築を造っていきたい」と語る伊藤維さん=岐阜新聞東京支社

「地方の魅力につながる建築を造っていきたい」と語る伊藤維さん=岐阜新聞東京支社

地域の魅力デザイン 

 合理的な中に、風土や歴史に応答しながら、豊かな空間づくりを目指す。「シンプルな空間がどんな記憶・使い方や資源の循環を喚起できるか。形の背後にある物事も含めてのデザイン」と語る。

 本巣市出身。幼少期から建築に興味を持ち、岐阜高から東京大建築学科に進学。卒業後、設計事務所で住宅や公共施設の主任経験を積んだ後、米国のハーバード大デザイン大学院に留学、建築学修士を取得した。

 建築家として設計を手掛けながら、スイス連邦工科大で教員を務める。住宅に飛騨産の木材を使用したり、林業が盛んな加茂郡白川町でスイスの学生に地元の木材や技術を活用した建築提案をさせたりと、岐阜とのつながりを大切に活動している。米国での修士制作は岐阜市、本巣市を舞台に取り組み、成果はベルリンで展示された。

 欧州では、建築がいかに社会に貢献できるかという視点がより浸透しているという。「敷地を超えて、街、特に地方の魅力につながる建築を造っていきたい」と力を込める。スイス・チューリッヒ在住。34歳。伊藤維建築設計事務所。


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