頑張ってます岐阜県人
中垣 克久さん
美術造形家

2020年03月12日 10:18

「表現の自由がなくなっていく危機感を芸術を通して訴えたい」と語る中垣克久さん=東京都立川市、国営昭和記念公園花みどり文化センター

「表現の自由がなくなっていく危機感を芸術を通して訴えたい」と語る中垣克久さん=東京都立川市、国営昭和記念公園花みどり文化センター

◆社会問題、作品で提起

 昨年12月から今年1月までの1カ月間、東京都立川市で開催された第6回花とみどり・いのちと心展に木彫の作品を出展した。タイトルは「愛知の絶滅危惧種」。「退化していく政治家を風刺した」と語る。

 飛騨市出身。東京芸術大大学院彫刻科を修了し、イタリア・ミラノ国立ブレラアートアカデミーに留学した。帰国後は、長年所属していた新制作協会の会員を「役目を終えた会」と断じて脱会。造形作品を通じて社会問題を提起するグループ「現代造形表現作家フォーラム」を新たに立ち上げ、社会にメッセージを発信している。

 昨年、展示が一時中止となった国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」にも出展。「表現の不自由」問題の渦中にいる。「表現の自由が封殺されている現実がある。その危機感を芸術を通して訴えていきたい」と強調する。

 飛騨市美術館や中垣克久彫刻庭園美術館の名誉館長を務める傍ら、文化・芸術の研究グループ「アート&ヒューマンひだ」を設立し、ふるさとの芸術振興にも力を注ぐ。東京都新宿区在住。76歳。


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