頑張ってます岐阜県人
長屋 光枝さん
国立新美術館学芸課長

2020年09月24日 09:43

「展覧会を通じて美術に対する間口を広げていきたい」と語る長屋光枝さん=東京・六本木、国立新美術館

「展覧会を通じて美術に対する間口を広げていきたい」と語る長屋光枝さん=東京・六本木、国立新美術館

海外美術展示に意欲

 国立新美術館(東京・六本木)で8月24日まで開催された「古典×現代2020-時空を超える日本のアート」展を企画した。日本のいにしえの名品と現代作家の作品を組み合わせて展示した企画展で、花鳥画や仏像、日本刀などを紹介した。新旧八つのペアの中で、特に円空と棚田康司の木彫を並べた部屋は「森のような空間」とお気に入り。円空仏を岐阜県の寺社などから借り受け「ふるさととのつながりが深くなった」と喜ぶ。

 岐阜市で生まれ育ち、岐阜北高校から名古屋大へ進学し、美術史を学んだ。横浜市民ギャラリーで働いたが、探究心は強く、ドイツのベルリン自由大に留学。2年半後の2003年、国立新美術館の設立準備室のスタッフとなった。07年1月のオープン以降も研究員として勤務し、3年前から学芸課長を務める。

 新型コロナウイルスの影響で人や物の行き来が止まり「海外から美術品を借りづらくなっている」と展覧会の企画に苦慮するが「いつか、日本ではなじみの薄いドイツ美術の展覧会を開きたい」と意欲を語る。東京都杉並区在住。50歳。


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