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ビールと発泡酒の違いは? 麦芽の割合や作り方に差
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2020年05月20日 15:43

 新型コロナウイルスの感染拡大によって外出を自粛する日々が続き、自宅で缶ビールを飲む機会が増えました。スーパーの店頭には、ビールの他にも発泡酒や新ジャンルなど、いろいろなビール系のお酒が並んでいます。価格もばらばらですが、いったい何が違うのですか。
(岐阜市、30代男性)

 岐阜北税務署で酒税の担当者に聞きました。そもそも、ビールは麦芽をアルコール発酵させて作るお酒です。ビール系飲料は、主原料の麦芽を使用する割合や原料、作り方の違いによって分類され、酒税法で定義付けられています。各飲料メーカーは商品価格を抑えるため、税額が低い発泡酒などの製造に力を入れてきました。

 2018年に改正された現行の酒税法では、ビールは主原料に麦芽を使う割合(麦芽比率)が50%以上、発泡酒は麦芽比率が50%未満のもので、さらに25%を境に同じ発泡酒でも税率が違います。発泡酒より後発のいわゆる新ジャンルは、麦芽を使わなかったり、発泡酒に別の酒を混ぜたりして作られたもので、税法上はその他の醸造酒やリキュールに分類されます。一方で、風味付けなどで使う副原料の種類が限られてきましたが、改正で条件が緩和され、発泡酒に分類されていたものがビールとなった例もあり、ベルギービールなどがそれに当たります。

 現行の税額は、350ミリリットル缶で換算すると、ビールが1缶当たり77円、発泡酒(麦芽比率25~50%未満)が約47円、その他の醸造酒やリキュールは28円です。ただし、今年10月から税額が段階的に変化し、26年10月には税率が約54円に一本化されます。つまり、ビールは安く、新ジャンルは高くなり、今後商品のラインアップも変わっていくことが予想されます。


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