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国史跡・野古墳群の特徴は? 400メートル四方に14基が密集
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2020年05月25日 14:05

 古墳が好きで、全国各地の前方後円墳などを見て回っています。揖斐郡大野町の野古墳群が国史跡に指定されており、有名な古墳群の一つです。一度訪れましたが、どのような特徴があり、他の古墳群と比べてどんな点が優れているのでしょうか。
(大垣市・60代男性)

 大野町教育委員会生涯学習課や県文化伝承課に聞きました。野古墳群の特徴は400メートル四方に14基が密集して築造されているところです。大半が5世紀後半から6世紀初頭に造られたもので、短い期間に密集して造られている点が珍しいです。現存する9基と、開墾などによって地上部が削られた5基の計14基が1957(昭和32)年に国史跡に指定されました。14基のうち一番大きいのが登越古墳で、全長が約83メートル、高さが約7・3メートルある前方後円墳です。また1869(明治2)年には、南出口古墳から?金(りゅうきん)獣帯鏡(国重要文化財)が出土し、地元で大きな話題になりました。今は東京都の五島美術館に所蔵されています。

 大野町内には200基以上の古墳が点在していますが、岐阜県全体では5038基あり、418カ所の古墳群があります。県内で最も大きいのは大垣市の昼飯大塚古墳で、墳丘の長さが約150メートルある前方後円墳です。文化庁の2016年度のまとめによると、古墳・横穴の数では岐阜県は47都道府県で10番目に多い。全国の総数は約16万基で、岐阜県の割合は3%ほどです。古墳・横穴の数が最も多い県は兵庫県で約1万9千基、次いで鳥取県、京都府の約1万3千基と続きます。

 昨年、大山古墳(仁徳天皇陵)を含む百舌鳥(もず)・古市(ふるいち)古墳群がユネスコの世界遺産に登録されました。古墳関連本も多数登場しており、古墳への関心が高まりそうですね。


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