NIE いま 学校で

ホタル保護活動伝えたい

2019年05月20日 10:09

  • ゲンジボタルの幼虫と餌となるカワニナを放流する3年生4人=4月22日、本巣市根尾板所、淡墨公園近くの川
  • 三浦潔校長(右)、担任の寺町大輔先生と一緒に記事を読む3年生=本巣市根尾市場、根尾小学校

新聞づくり出前講座で学ぶ 幼虫、カワニナ放流体験まとめる

 取り組みのきっかけは、「根尾の宝である豊かな自然を守りたい」という願いから。地元のことを教えてくれる"地域の先生"に「昔はホタルがたくさんいた」と聞き、「ホタルの光でふるさとを輝かせたい」と、ゲンジボタルの幼虫と餌になるカワニナを淡墨公園近くの川に放流した。「学習したことや取り組みをたくさんの人に知ってもらおう」と記事にまとめることにした。

 昨年度は4、5年生が挑戦した新聞づくり。3年生は初挑戦となる。新聞のことについて学ぶ出前講座は「総合的な学習の時間」2時間を充てた。

 1時間目は「新聞に親しむ」がテーマ。平成最後の4月30日と令和最初の5月1日の岐阜新聞それぞれの1面を見て、子どもたちは「さよなら平成」「令和」などの見出しを読み上げ、「習っていない漢字もあるけど、写真からも内容が想像できる」と言い、「平成から令和に変わった」「新しい天皇陛下になった」「郡上では、みんなで踊ってお祝いした」などと記事を読み取り、発表した。

 1面には、題字(新聞の名前)、題字の横にトップ記事(読者にその日伝えたい最大のニュース)が掲載されていることを知ると、「ほかには何が載っているのか」と記事に目を凝らした。発行日や発行社、目次や天気予報が掲載されていることや、記事を要約する見出しは大小、縦横の種類があり、写真の横には、撮影場所を伝える説明があることにも気付いた。

 2時間目は「記事の書き方」。新聞記事は重要なことから書いてあり、いつ(When)、どこで(Where)、だれが(Who)、何を(What)、なぜ(Why)、どのように(How)の5W1Hが記されていることを学ぶと、英語のスペルはまだ習っていないが、「予習になるから」と積極的にメモ。「記事の基本は『5W1H』」と声をそろえて復唱し、自分たちが新聞で伝えたい事柄「4月22日、淡墨公園近くの川にホタルの幼虫と餌になるカワニナを放流した」ことなどを、5W1Hに当てはめていった。

 「どうして放流したのか、今後どうしていきたいか」を改めて考え、「桜だけではなくホタルの光も楽しめる公園になるといい」「豊かな自然を守っていきたい」「ホタルのように自分たちが根尾の光になりたい。そのためにしっかり勉強したい」などと発言。さらに「放流前に地域の先生からホタルの種類について学んだ内容や、ホタルが大きくなって輝きながら飛ぶ様子も伝えたい」「新聞の名前はどうするか」「場所を示す地図やイラストを入れてもいいね」など、具体的な新聞づくりの話し合いも始めた。

 出前講座の後も、「新聞づくりの参考にしたい」と皆で新聞を読む様子を見て、担任の寺町大輔教諭は「自分から進んで調べる習慣が芽生え始めた」。三浦校長は「新聞を通して文を読み取る力、伝える力を育みたい」と話す。

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 「第4回かべ新聞コンクール」参加について 県内の小学3~6年生と中学生が対象。学校を通して9月30日までに申し込む。新聞作成の締め切りは10月31日。希望に応じて出前講座も行う。詳細は、岐阜新聞のホームページ「岐阜新聞Web」に掲載。問い合わせは岐阜新聞社総務局内のかべ新聞コンクール係、電話058(264)1153(平日午前10時~午後5時)。

 県内の小中学生を対象にした「第4回かべ新聞コンクール」(岐阜新聞社主催)の参加受け付けと出前講座がスタートした。各校の要望を受けて参加対象学年を小学4年以上から小学3年以上へと広げた今回。早速出前講座を申し込んだのは、本巣市根尾市場の根尾小学校(三浦潔校長、児童29人)3年生の4人。ホタルの舞う地域づくりに向けた自分たちの取り組みを伝えたいと、かべ新聞づくりへの挑戦を決め、岐阜新聞記者からコツを学んだ。

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