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キッズ新聞クイズで学び/白川町の佐見小
図書委員会の児童がオリジナル出題

2017年06月05日 10:50

  • 新聞クイズを考える図書委員会メンバー=加茂郡白川町上佐見、佐見小学校
  • クイズで用いる新聞などは玄関前の廊下にも掲示している=同

社会の出来事や注目スポーツ選手「分かりやすく伝えたい」

 加茂郡白川町上佐見の佐見小学校(佐伯好洋校長、児童38人)では、図書委員会が給食時間の昼の放送で、新聞や本をもとに作ったクイズを出している。活字に親しみ、図書館活動の充実を図ろうと昨年度から始めた取り組みで、児童らは「知り得た情報や身に付けた知識を仲間に伝えることが楽しい」と話す。

 「今度はどの記事からクイズを出そう?」。5月中旬、委員会活動の時間に4~6年生の図書委員会メンバー6人が学校図書館に集まった。昨年度に引き続き本年度も新聞記事やおすすめ本から毎週1回ずつ、三択式クイズ「キッズ新聞クイズ」(火曜日)と「読書クイズ」(木曜日)を出題しており、この日は、出題の仕方や新たな取り組みなどを話し合った。

 「キッズ新聞クイズ」は、社会の出来事、注目のスポーツ選手、科学や俳句の楽しさ、スマホ・ケータイの使い方などを紹介する岐阜新聞火曜日掲載の「ぎふキッズ新聞」から引用しており、各メンバーが興味をもった記事をもとにクイズを作成。▽男子テニスのフェデラー選手は(今年1月)、何の大会で優勝したでしょう? ①全米オープン②全豪オープン③勝っていない▽2016年の1年間に日本に旅行に来た人はどこの国、地域の人が多いでしょう? ①中国②台湾③韓国-など、多様なジャンルから出題している。

 放送だけでなく、児童玄関前の廊下にはクイズを記した問題用紙ほか、クイズに活用した図書や「ぎふキッズ新聞」も掲示している。「みんなでクイズの答えを考えている姿を見るとうれしい」「クイズを作ったかいがある」とメンバーたち。「もっと楽しんでもらえるように難しい言葉は優しい言葉に置き換え、答えのヒントになる部分や重要な部分は色ペンで印を付けよう」などと、今後の工夫点も話し合った。

 身に付けた知識は誰かに伝えたくなる。「伝えるなら、『より分かりやすく』を心掛けたい」「自分が内容を理解していないとクイズは作れない」「もっといろんなことを知りたい、学びたい」という。

 さらに、「オリジナルの図書委員会新聞を作ろう!」と、国語の授業で「新聞」について学んでいた5年生が発案した。「クイズの特集や委員会活動の紹介、先生や友達へのインタビュー、4こま漫画で伝えるのもいいね」と他のメンバーも新聞づくりに賛同し、本年度の新たな取り組みの一つに掲げた。

 集団の中で、多様な見方や考え方に触れる機会が少ない小規模校の課題を補うため、情報通信技術(ICT)を活用し、他校と交流する取り組みも行っているが、「社会性を養う上で、新聞活用も、課題を補う教材の一つだと感じている」と佐伯校長。「主体的に『発信したい』という子どもたちの意欲を高められる環境づくりに努めたい」と話した。