岐阜新聞・岐阜放送懇談会

土俵の外にも大きな仕事《7月合同例会》

2018年07月18日 10:35

「行司の動きを見ても大相撲は面白い」と語る第36代木村庄之助さん=岐阜市長良、岐阜グランドホテル

「行司の動きを見ても大相撲は面白い」と語る第36代木村庄之助さん=岐阜市長良、岐阜グランドホテル

テーマ「大相撲と行司の世界」
 岐阜新聞・岐阜放送懇談会の7月合同例会は17日、岐阜市長良の岐阜グランドホテルで開かれ、大相撲の元立行司、第36代木村庄之助さんが「大相撲と行司の世界」と題して講演。行司の最高位を極めた立場から、さまざまな仕事や役割を紹介し、「力士の取組だけでなく行司の動きを見ても大相撲は面白い」と語った。

 木村さんは1964年に行司として井筒部屋に入門。2011年九州場所から木村庄之助を務め、13年夏場所を最後に65歳の定年で退職した。

 木村さんは、行司は相撲を合わせる以外にも、番付表の揮毫(きごう)や場内放送、力士らの列車の切符などを用意する輸送係としての業務、会計や報道用資料の作成など多岐にわたる仕事があると説明。「『行司は緊張するでしょう』とよく言われるが、本当は土俵に上がる時だけはほかの業務から開放されるのでほっとしている」と話した。

 また、木村庄之助と式守伊之助の違いや、衣装や軍配の豆知識、差し違えた際の心境などを説明。「土俵上では、お客さんの邪魔にならず、審判員を遮らず、かつ自分が一番見やすい位置に動き続けるのがいい行司。ぜひ開催中の名古屋場所でも行司に注目してほしい」と話した。

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