岐阜新聞・岐阜放送懇談会
出会いに恵まれ大記録 《9月合同例会》
元プロ野球選手・解説者 和田一浩氏

2017年09月06日 14:28

バットを使いながら打撃理論を語る和田一浩氏=岐阜市長良福光、岐阜都ホテル

バットを使いながら打撃理論を語る和田一浩氏=岐阜市長良福光、岐阜都ホテル

◆テーマ「不撓不屈~野球が教えてくれた三つのこと~」

 岐阜新聞・岐阜放送懇談会の9月合同例会は5日、岐阜市長良福光の岐阜都ホテルで開かれた。県立岐阜商業高校出身の元プロ野球選手で解説者の和田一浩氏が「不撓(ふとう)不屈~野球が教えてくれた三つのこと~」と題して講演し、史上最年長での2000安打達成について、秘けつである独特の打撃フォーム"オープンスタンス"や、「出会いこそ人生を変えるチャンス」など遅咲き人生の秘話を語った。

 和田氏は同高卒業後、東北福祉大、社会人野球の神戸製鋼を経て1996年のドラフトで捕手として西武に入団。当時は現ロッテ監督の伊東勤氏がレギュラーでなかなか出場機会を勝ち取れなかった。2001年のオフ、監督に就任した伊原春樹氏の勧めで外野手へ転向。この時「出会ってなかったら2000安打は打てなかった」と和田氏が今も感謝する当時の打撃コーチ金森栄治氏の指導で30歳から打撃が開花し、レギュラーをつかんだ。2000安打達成についても「自分で達成した実感はない。出会えた多くの人に打たせてもらった」と振り返った。

 投手側の足を通常よりもボックスの外側に開くオープンスタンスについて和田氏は「自分の利き目は右なので、この方がボールが見やすい」と明かした。

 15年に惜しまれながら引退したが「ドラゴンズでユニホームを脱ぐと決めていた」と和田氏。西武に入団してからも、ドラゴンズでのプレーは諦めず、プロ野球選手になることも子どもの頃から抱き続けたと言い"夢を持つことの大切さ"を説いた。

 母校へは「全国の強豪校との練習試合で鍛え上げ、練習の質も高めていってほしい」とエールを送った。

 また「小中学生への指導で自分が経験したレベルの高い野球を伝えたい」と今後の思いを語った。