岐阜新聞・岐阜放送懇談会
北朝鮮の核、最大の脅威  《西濃2月例会》
軍事ジャーナリスト・黒井文太郎氏

2018年02月21日 13:58

北朝鮮の脅威について語る黒井文太郎氏=大垣市万石、大垣フォーラムホテル

北朝鮮の脅威について語る黒井文太郎氏=大垣市万石、大垣フォーラムホテル

◆テーマ「日本の安全保障~どんな脅威からどう守るのか」

 岐阜新聞・岐阜放送懇談会の2月西濃例会は20日、大垣市万石の大垣フォーラムホテルで開かれ、軍事ジャーナリストの黒井文太郎氏(54)が「日本の安全保障~どんな脅威からどう守るのか」と題して講演。北朝鮮の核・ミサイル開発に触れ、「日本にとって最も脅威なのは北朝鮮の核ミサイルだ」と述べた。

 黒井氏は、北朝鮮が発射する弾道ミサイルの射程が延伸している点や核実験を繰り返している点を挙げ、「北朝鮮は日本を核ミサイルで攻撃できる能力を持っている可能性が高い」と指摘。自衛隊のイージス艦や地対空誘導弾パトリオット(PAC3)の性能を説明し、「日本はミサイル防衛の強化が不可欠」と語った。

 一方、北朝鮮が日本に攻撃を仕掛けるシナリオのひとつとして米朝武力衝突を挙げたが、「北朝鮮がリスクの高いアメリカとの戦争を選択する可能性は極めて低い」とした。その上で「北朝鮮とアメリカが和解する可能性も低く、和解でも戦争でもない状態が続く」と、今後も米朝の緊張状態が続くとの見方を示した。

 また、日本の脅威として日中の尖閣問題やテロ、サイバー攻撃などの現状について解説した。