岐阜新聞・岐阜放送懇談会
女性参画、投資家が重視《岐阜3月例会》
元国連職員 大崎麻子さん

2018年03月14日 15:05

「投資家が企業の女性参画などを重視する時代が来ている」と話す大崎麻子さん=岐阜市長良、岐阜グランドホテル

「投資家が企業の女性参画などを重視する時代が来ている」と話す大崎麻子さん=岐阜市長良、岐阜グランドホテル

◆テーマ「今、なぜ、女性活躍? 国際潮流から考える日本の現状とこれから」

 岐阜新聞・岐阜放送懇談会3月岐阜例会は13日、岐阜市長良の岐阜グランドホテルで開かれた。元国連職員でジェンダー論を専門とする大崎麻子さんが「今、なぜ、女性活躍? 国際潮流から考える日本の現状とこれから」と題して講演し「世界では女性参画が進む企業への投資活動が進んでおり、日本でも加速する」と見通しを語った。

 大崎さんは子育てをしながら国連開発計画に携わり、アフリカやアジア諸国の男女共同参画や、女性が自分の意思で人生の選択肢を選ぶ「女性のエンパワーメント」の推進を担当した。

 昨今の国際潮流について「男女共同参画が『正しい』というだけでなく、経済的にも『賢い』という考え方が急速に広まっている」と紹介。多くの投資家が環境や社会貢献、女性参画などを総合的に評価する「ESG投資」を重視し始めており、「ESG投資への対応は、中長期的に見れば企業にとって大きなメリットがある」と説明した。

 大崎さんがESG投資の急拡大を感じ始めたのは、一昨年ごろからという。最近は多くの企業からESG投資を呼び込むための相談を受けているといい、「女性参画を進める国内企業の増加傾向はさらに進むだろう」と展望した。