岐阜新聞・岐阜放送懇談会
状況見極め自ら判断を《岐阜10月例会》
危機管理アドバイザー 国崎信江氏 

2018年10月25日 09:53

「災害に備えて救える命を救ってほしい」と話す国崎信江さん=岐阜市長良、岐阜グランドホテル

「災害に備えて救える命を救ってほしい」と話す国崎信江さん=岐阜市長良、岐阜グランドホテル

◆テーマ「命を救う身近な防災の心得」

 岐阜新聞・岐阜放送懇談会の10月例会は24日、岐阜市長良の岐阜グランドホテルで開かれた。危機管理アドバイザーの国崎信江さんが「命を救う身近な防災の心得」と題して講演し、「西日本豪雨や北海道の地震の記憶も新しく、防災意識が高まっている今こそ岐阜の皆さんが備えを充実させてほしい」と災害対策を訴えた。

 集中豪雨については、県内や全国のデータを示しながら対策を説明。自治体が出す避難指示などが災害の発生に間に合わない可能性が十分あることを認識すべきだとし、「連続雨量が100ミリかつ時間雨量が30ミリを超えたときは自主避難を検討するなど、状況を見て自分で判断する力を養ってほしい」と呼び掛けた。

 震災については、岐阜市の地域防災計画では南海トラフ巨大地震が発生した際の市内の人的被害が3千~4千人余りとされている点を強調。「全国各地の大震災の被災地に岐阜の人が心を寄せるのは大切だが、岐阜も決して災害に強くないという意識を持ち、災害対策の基盤を固めてほしい」と訴えた。

 また、国崎さんが自宅で10日分の食料などを備蓄している部屋の写真なども示し、「皆さんも備えを充実させるなど、命を守る行動を取ってほしい」とアドバイスした。