岐阜新聞・岐阜放送懇談会
土岐氏への思い連歌に <在京県人会例会>
歴史研究家 明智憲三郎氏

2019年03月05日 10:08

「明智光秀は、謀反を起こさなければ一族が滅亡するという危機認識を持っていた」と語る明智憲三郎氏=東京・内幸町、日本プレスセンター

「明智光秀は、謀反を起こさなければ一族が滅亡するという危機認識を持っていた」と語る明智憲三郎氏=東京・内幸町、日本プレスセンター

◆テーマ「明智光秀と岐阜」

 岐阜新聞・岐阜放送在京岐阜県人懇談会の110回例会は4日、東京都内で開かれ、歴史研究家の明智憲三郎氏(71)=横浜市=が「明智光秀と岐阜」をテーマに講演した。光秀が主君の織田信長を急襲した本能寺の変について、光秀の恨みや野望が動機だったとされる定説を覆す持論を展開した。

 明智氏は光秀の子孫と伝えられる。会社勤めの傍ら歴史研究を進め、著書「本能寺の変431年目の真実」は40万部を超えるベストセラーとなった。

 講演では、美濃の戦国史や土岐氏の流れをくみ、美濃で生まれたとされる光秀の生涯を解説。本能寺の変の前に心情を表したとされる連歌「愛宕百韻」を取り上げ、句で詠んだ「時」が「土岐氏」を表していると指摘し「土岐氏への思いが深かった」と述べた。

 また、光秀の人物像を「苦労人で豪傑タイプだった」と分析。本能寺の変に関して「謀反を起こさなければ一族が滅亡してしまうという危機認識があった」とし、「絶対に成功するという目算、計画が立たなければ踏み切らなかった」と語った。