岐阜新聞・岐阜放送懇談会
正しい生活習慣が重要 <東濃4月例会>
食生活ジャーナリスト 佐藤達夫氏

2019年04月10日 09:51

「平均寿命と健康寿命の差を短くするのが日本の課題」と話す佐藤達夫さん=多治見市白山町、オースタット国際ホテル多治見

「平均寿命と健康寿命の差を短くするのが日本の課題」と話す佐藤達夫さん=多治見市白山町、オースタット国際ホテル多治見

◆テーマ「健康長寿のための食情報活用術」

 岐阜新聞・岐阜放送東濃懇談会4月例会は9日、多治見市白山町のオースタット国際ホテル多治見で開かれた。食生活ジャーナリスト佐藤達夫さんが「健康長寿のための食情報活用術」と題して講演。日本は平均寿命、健康寿命ともに実質的に世界で最も長い国だと強調し、「平均寿命と健康寿命の差を短くするのが課題」と指摘した。

 佐藤さんは1980年から女子栄養大学出版部に勤務し、月刊誌「栄養と料理」の編集長を務めた。99年から食生活ジャーナリストとして活動し、現在はヤフーニュースなどのネット媒体で情報発信している。

 講演では平均寿命と健康寿命とともに、平均寿命から健康寿命を引いた期間の長さも日本が世界一だと指摘。「死ぬ時期は神のみぞ知ること。我々は健康で暮らせる期間を伸ばすことだけ考えればいい」と述べた。

 がん予防の7カ条、認知症予防の6カ条を紹介し、できることから実行する大切さを説き、「医療は日進月歩で進化している。一日でも病気にかかる日を遅らせれば、医療技術が追い付き治療できるようになる」と話した。

 健康食品については「効く人と効かない人がいる。摂取して安心することで正しい生活習慣を遠ざけてしまう恐れがある」と言及。「科学情報を自分の都合のいいように受け取ってはいけない。正しい生活習慣を続けることが重要」とまとめた。