岐阜新聞・岐阜放送懇談会
変革できるリーダーに <岐阜6月例会>
女性活躍アドバイザー 小安美和氏

2019年06月22日 09:01

「ワークイノベーション」の考え方を紹介する小安美和さん=岐阜市長良福光、都ホテル岐阜長良川

「ワークイノベーション」の考え方を紹介する小安美和さん=岐阜市長良福光、都ホテル岐阜長良川

◆テーマ「これからの働き方改革」

 岐阜新聞・岐阜放送懇談会の6月岐阜例会は21日、岐阜市長良福光の都ホテル岐阜長良川で開かれ、女性活躍アドバイザーの小安美和さんが「これからの働き方改革」と題して講演。昨今は企業や個人が、仕事と生活の調和を目指す「ワークライフバランス」を取り入れる動きがあるが、今後は多彩な働き方を認める「ワークイノベーション」の動きが広がっていくとの考えを紹介した。

 小安さんは2005年にリクルートに入社し、13年からグループ会社のリクルートジョブズ(東京都)で執行役員を務めた。16年に退社し、17年に女性の就労支援などを手掛けるウィルラボ(同)を設立した。

 小安さんは、労働人口の減少、人工知能(AI)などテクノロジーの進化、価値観の変化の三つが今後の働き方改革の背景になると紹介。「今は、経営者と労働者の双方にとって、環境の変化の中でどう生き、活(い)かすかを考え始める転換期にある」と指摘した。

 その上で、ワークライフバランスについて「経営者は、仕事を『フルタイムと残業』と捉える向きがあり、(取り入れても)生産性が上がらないことがある」と説明。一方「就職後の休養や、学び直し、再就職などを望む多様な人を生かすワークイノベーションが必要で、自ら変革に踏み出せるリーダー(経営者)になってほしい」と訴えた。

 岩手県釜石市や横浜市でのコンサルティング事例や、県内の人口動態も紹介。「2045年の岐阜県は、90代の女性がマジョリティー(多数派)になる」と述べると、会場からどよめきが起こっていた。