岐阜新聞・岐阜放送懇談会
共働きを続け支出減を <岐阜10月例会>
岐阜大教育学部教授 大藪千穂氏

2019年10月24日 09:18

岐阜の地域特性から見た老後のマネープランについて軽妙に語る大藪千穂教授=岐阜市長良、岐阜グランドホテル

岐阜の地域特性から見た老後のマネープランについて軽妙に語る大藪千穂教授=岐阜市長良、岐阜グランドホテル

テーマ「老後2千万円と生き残り術~ 不思議な岐阜人の家計事情」

 岐阜新聞・岐阜放送懇談会の10月岐阜例会は23日、岐阜市長良の岐阜グランドホテルであり、岐阜大教育学部の大藪千穂教授が「老後2千万円と生き残り術~不思議な岐阜人の家計事情」と題して講演。超高齢社会におけるマネープランについて、岐阜の地域特性を絡めながら話した。

 大藪教授は、岐阜新聞で連載したエッセー50回分をまとめた「ちほ先生が見た岐阜人の不思議」を5月に出版。本は、県内の書店でベストセラーになるなど人気を集めている。

 講演では、2018年度の家計調査などを基に、岐阜県人は同居率が高いため、経済的に余裕が出た分を支出と貯蓄に回せていると分析。支出に占める食費の割合を示す「エンゲル係数」は全国平均より低い一方、岐阜市が「喫茶店代全国1位」「外食費全国8位」であることを紹介し、「外食が娯楽の一つになっており、外食時の周囲の目を気にして理美容代も高くなっている」とユニークな持論を述べるなどして会場を沸かせた。

 収入と共働き率とともに、支出と貯蓄率も高い岐阜県人の老後のマネープランとして「なるべく共働きを続けること、退職に向けて少し生活を縮小し、支出を減らす努力が大事。資産運用は業者の言うことをうのみにせず、自分で情報を集め、納得してから始めてほしい」と呼び掛けた。