岐阜新聞・岐阜放送懇談会
4選論や改憲 絡み合う <在京県人会例会>
共同通信社政治部長 松浦基明氏 

2019年10月31日 09:30

政局の展望を語る松浦基明氏=東京・内幸町、日本プレスセンター

政局の展望を語る松浦基明氏=東京・内幸町、日本プレスセンター

◆テーマ「令和時代の日本政治~第4次安倍再改造内閣~」

 岐阜新聞・岐阜放送在京岐阜県人懇談会の第111回例会は30日、東京都内で開かれ、共同通信社政治部長の松浦基明氏が「令和時代の日本政治~第4次安倍再改造内閣~」と題して講演した。松浦氏は「解散や(首相の自民党総裁連続)4選論、ポスト安倍、憲法改正の議論が絡み合いながら展開していく」と今後の政局を展望した。

 安倍晋三首相の在職日数は11月20日、戦前の桂太郎の2886日を抜いて歴代最長となる見通し。松浦氏は、野党が自公政権に対抗できておらず、自民党内で「ポスト安倍」の有力候補が見えてこない現状から「政権が揺らぐ気配がない」と説明。安倍首相が憲法改正に強い意欲を示していることに触れ、「憲法改正の議論を進めるために、野党や公明党が乗りやすい案に軸足を移してくるかが注目」と述べた。

 9月の内閣改造やポスト安倍をにらんだ党内の動きも解説。衆院解散の時期については「首相の求心力低下を防ぐ有力な手立てが解散カード。ポスト安倍とも密接に絡んでくる」とした上で、天皇陛下の即位に伴う行事や消費税率引き上げによる経済状況を踏まえて「東京五輪が終わった後との見方が本命」と語った。