岐阜新聞・岐阜放送懇談会
恩師、夫の助言で前向きに <11月合同例会>
プロゴルファー 森口祐子さん

2019年11月28日 10:26

ゴルフから学んだことを講演する森口祐子さん=岐阜市長良福光、都ホテル岐阜長良川

ゴルフから学んだことを講演する森口祐子さん=岐阜市長良福光、都ホテル岐阜長良川

【テーマ「ゴルフから学んだこと」】

 岐阜新聞・岐阜放送懇談会の11月合同例会は27日、岐阜市長良福光の都ホテル岐阜長良川であり、プロゴルファーで今年日本プロゴルフ殿堂入りした森口祐子さん(瑞穂市)が「ゴルフから学んだこと」と題して講演。恩師、夫の言葉に支えられ、ゴルフ人生を通じて蓄えてきた生き方のヒントをエピソードを交え語った。

 森口さんは富山市出身。高校卒業後に岐阜関カントリー倶楽部の井上清次プロに弟子入り、1975年プロ18期生になった。日本女子プロ選手権などで優勝し、84年に医師で同倶楽部メンバーだった関谷均さんと結婚、出産後も18勝を上げ通算41勝を誇る。

 森口さんは「ゴルフをやっていて究極の場面、つらい場面で、いろんな人が前向きになれる言葉をくれた」と回顧。90年に岐阜関カントリー倶楽部であった日本女子オープンの1週間前、別の大会で優勝を逃したが「お前良かったな。運使ってねえぜ」と師匠の井上プロから言葉を掛けられ、翌週は平常心で臨み、優勝を果たせたと話した。表彰式では小雨の中、井上プロが真っ先に優勝カップに傘を差し掛けに行ったエピソードも披露し「カップに名前を残すことがどんなに重みのあることなのかを教わった」と語った。

 27歳の時、勝つことを追求するのは人を蹴落とすことではないかと悩んだが、その後結婚、夫の言葉に大きな影響を受けたことにも触れた。出産後、ゴルフをやめるつもりだったが、夫から「男でも女でも能力に恵まれ、それを生かしてくれる社会があるのなら、社会に貢献しなければいけないんじゃないか」と励まされたことや、子育てなどで「30分しか練習できない」と不満をこぼした際も「1人の時とは違う。『しか』じゃなくて『も』と思わないと」と夫に言われ心が軽くなったことも紹介した。

 「いかなる時も現実を受け止め、次にどう生かすかが問われることをゴルフから学んだ」と力を込めた。