若者、誇りと愛着を胸に 大垣市制100周年式典

2018年10月07日 09:36

「おおがきの歌」を合唱する参加者たち=6日午前11時50分、大垣市室本町、スイトピアセンター

「おおがきの歌」を合唱する参加者たち=6日午前11時50分、大垣市室本町、スイトピアセンター

 最先端技術を生かして産業発展を。俳句文化にさらに磨きをかけて―。岐阜県大垣市が6日に開いた市制100周年記念式典で、市民らは古里の未来への夢や希望を胸に大合唱で心を一つにした。次の100年に向けて力強く一歩を踏み出した。

 合唱した曲は100周年に合わせて、詩人の谷川俊太郎さん、賢作さん親子が制作した「おおがきの歌『これまでからこれからへ』」。誇りと愛着を胸に興文中学校の生徒が澄み切った声で曲をリードした。「歌詞から大垣を思い浮かべて歌った」と2年生(14)は達成感に笑顔を浮かべた。

 市内には、俳人松尾芭蕉の奥の細道むすびの地など多くの観光資源がある。11月に高校生俳句交流大会を開くため準備を進める大垣商業高3年生(18)=安八郡神戸町=は「大垣市で俳句文化がもっと広がってほしい」と願った。

 未来を担う若者が活躍する姿に、女性(85)=大垣市本町=は「涙が出そうなほど感激した」と感極まったよう。女性(82)=同市北切石町=も「次の100年を担う世代が張り切って参加してくれた」と目を細め、「過去を振り返るのも大切だけど、これからの大垣を考えていくのがもっともっと大事」と将来を託した。

 ソフトピアジャパンをはじめ情報産業の集積地。大垣商工会議所の堤俊彦会頭は「先人のたゆまぬ努力に深く敬意を表する。市経済の振興発展に力を注いでいく」と誓った。古田肇知事は「大垣の発展なくして岐阜県の発展はない」とエールを送った。

 市は、100周年にちなんだ事業を今年春から展開中。市制100周年記念事業実行委員会の田中良幸委員長は「100年に1度のビッグイベントを市民総参加で楽しみ、一人一人の心に残る一年にしたい」と語った。