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ふるさとへの便り

パリっ子、訪日旅に意欲

フランス



新型コロナウイルス感染症の影響で閑散としたパリ市内の様子=フランス
新型コロナウイルス感染症の影響で閑散としたパリ市内の様子=フランス

 私はフランスと欧州のフランス語圏市場を所管する日本政府観光局(JNTO)のパリ事務所に昨年4月から勤務し、外国人旅行者の訪日促進を図るための情報収集・分析やプロモーションを実施しています。

 さて、皆さんは「花の都・パリ」といえば何を想像するでしょうか? フランスは外国人旅行者が世界で一番多く訪れる観光大国です。エッフェル塔、凱旋(がいせん)門、シャンゼリゼ通り、ルーブル美術館といった有名な観光地が、世界中から訪れる旅行者でにぎわう様子を思い浮かべると思います。しかし、新型コロナウイルス感染症の影響でその様子は一変しました。フランス政府が、感染拡大を防ぐためにマスク着用を義務化し、商業施設などには営業制限を行っています。もちろん海外からの旅行者はおらず、フランス国内は閑散としています。

 しかし、そんな状況下でも流行に敏感なフランス人はおしゃれを忘れていません。すてきな柄のマスクが店頭に並んでいたり、夏と冬の年2回行われる期間限定のバーゲン「Soldes(ソルド)」には皆足を運んだりと、制限がある中でもファッションを楽しむ心は忘れていないようです。

 旅行予約サイトでは現在、訪日旅行商品の予約は不可能であるものの、検索数は上昇しており、JNTOパリ事務所にも旅行会社や一般の方から入国制限の緩和時期の問い合わせが非常に多くあります。このことからもフランス人の訪日旅行意欲は冷めていないと考えています。引き続き高山市はもとより岐阜県の豊かな自然や伝統文化をはじめとする多様な観光資源の魅力を伝え、渡航制限が解除された際にはたくさんのフランスからの旅行者がコロナ感染症対策を取りながら日本を訪れることを願っています。

 (「ふるさとへの便り」は今回で終わります)

 小野彩花さん 高山市役所から2019年4月より日本政府観光局(JNTO)東京本部に派遣、その後パリ事務所派遣。高山市出身。



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