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ふるさとへの便り

コロナ後、訪日観光PR

ベトナム



新型コロナウイルスの影響から回復し、ライチのシーズンを迎えて活気づく市場=6月、ベトナム・ハノイ近郊
新型コロナウイルスの影響から回復し、ライチのシーズンを迎えて活気づく市場=6月、ベトナム・ハノイ近郊

 私は高山市から日本政府観光局ハノイ事務所に派遣され、ベトナムからの訪日観光プロモーションに携わっています。2019年の訪日外国人客数は1964年以降最多となる3188万人となり、ベトナムからも過去最多の49万5千人が来日しました。東京オリンピック・パラリンピックを控え、多くの外国人観光客に日本の魅力を体験してもらおうと国全体で取り組んでいた矢先、新型コロナウイルス感染症が流行し、今は全世界がこのウイルスに立ち向かい新たな日常をスタートさせています。

 ベトナムでは、入国制限や感染者などの隔離措置をいち早く実施したほか、4月に行われた社会全体の外出制限が奏功し、4月16日以降市中での新規感染は発生していません(7月2日現在)。5月にベトナム国民・旅行会社を対象に実施された調査によると、安全宣言の発出などがされた上での回答ですが、「2020年下半期の旅行意向」、「訪日旅行の再開希望」は「あり」がそれぞれ44%、98%を占めました。旅行市場は衰えず、現在は政府主導で国内観光促進プログラムが実施されています。

 世界長者番付に4人がランクインするなど経済が伸び盛りのベトナムでは、日本は留学先や就労先としてだけではなく、観光でも最も注目される国の一つ。ベトナムの方に自分が日本人であることを伝えると、とても親切に接してくれます。一方で、日本の魅力はあまり知られておらず、訪日旅行では東京や京都・富士山は特別ですが、どこの観光をするかよりも日本へ行くこと自体が重要です。新型コロナと共存した旅行形態や第2波への対応に配慮し、関係機関と連携しながら、今後も高山市をはじめ岐阜県の魅力を発信し、日本の多様な魅力をアピールしていきたいと思います。

 山本信さん 高山市役所から、2017年4月より日本政府観光局本部、19年5月よりベトナムの同ハノイ事務所に派遣。高山市出身。




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