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ふるさとへの便り

幅広い層にソフトボール指導

ブラジル



選手たちとおやつタイムを過ごす様子=ブラジル
選手たちとおやつタイムを過ごす様子=ブラジル

 私は地球の裏側、ブラジルでソフトボールの指導と普及活動を行っていました。飛行機を乗り継いで24時間かかっても着かない国です。「そんな所でなぜソフトボール?」と思われるかもしれませんが、日系社会があるブラジルでは野球やソフトボールをする子どもたちはたくさんいます。

 私が教えているクラブチームのメンバーは4歳前後から27歳前後までおり、幅広い年齢層に指導しています。平日の練習は選手の都合に合わせて午前もしくは午後に週3日程度行い、土曜は一日、日曜は午前に練習を行っています。日系社会であることから選手の中で日本語を教えてほしいと言われ、週に2回程度日本語や日本の文化を教える活動もしています。

 子どもたちと接してきて気付いたブラジル人の特徴はコミュニケーション能力、積極性、吸収力がかなり高いことです。初めて会った私にとても明るく、優しく話し掛けてくれる元気な子ばかりです。ソフトボールを教える中でも少しアドバイスをするとそこを意識して練習するようになり、やってみたらすぐに「先生、今の良い?」と確認するぐらい意識が高い子どもたちばかりです。

 日系社会では知られている野球・ソフトボールですが、一般のブラジル人にはマイナーなスポーツで、全く知らない人、名前を聞いたことがあるだけでどんなスポーツか知らない人がほとんどです。このため、今後の活動として市内の小中学校の体育の時間を借りてソフトボールの普及活動を行う予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で一時帰国することになってしまいました。帰国後は、ブラジルのクラブチームの子どもたちの練習動画を送ってもらい、改善点や練習方法の提案を行っています。

 多賀楓さん 派遣前は学生。2019年7月からブラジルへ派遣。クラブチームでソフトボールを指導。本巣市出身。




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