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ふるさとへの便り

多彩な宗教文化根付く

ネパール



戦うときには恐ろしい姿になる女神の像=ネパール
戦うときには恐ろしい姿になる女神の像=ネパール

 「サバイジャナ、ナマステ!(皆さん、こんにちは!)」。お久しぶりです。私はネパールでPCインストラクターをしています。今は世界的に流行している新型コロナウイルスの影響を受け日本に一時帰国中なので、ネパールの文化について書こうと思います。

 ネパールには仏教やイスラム教など、さまざまな宗教を信仰している人々がいます。その中でも最も多くの人々が信仰しているのがヒンドゥー教です。ヒンドゥー教は日本人にとってあまりなじみがないかもしれませんが、その一方でヒンドゥー教の物語に登場する神様の中には、日本でも広く知られている神様がいます。特に有名なのが書籍やドラマなどにも登場したことのあるガネーシャで、象の頭を持つ姿を見たことがある方も多いと思います。

 また、最も信仰されている神様の中にドゥルガーという女神がいます。ネパールにある多くのヒンドゥー教の寺院にはこのドゥルガーの像が置かれ、多くの人々がお参りに来ています。日本のお盆や正月に当たるネパール最大の祝日期間であるダサインもドゥルガーに関連しており、この時期には学校も1カ月以上の休暇期間に入ります。

 日本でも道路沿いにお地蔵様や祠(ほこら)などがあるのを見掛けますが、ネパールでもそういった神様を至る所で目にし、道端で手を合わせる子どもたちにもよく出くわしました。明確に宗教を信仰しているという確固たる意識があるわけではなさそうですが、日頃生活にそういった要素が自然に溶け込んでいる感じです。私は神社や寺に行き、祭りや行事に参加しているうちに、それらに根差した習慣が文化として存在していると感じるようになりました。ネパール人の中には精神性の一部としてそれらが組み込まれているのだと思います。

 田邊大也さん 高校講師を1年間務めた後、昨年からネパールにPC(パソコン)インストラクターの職種で派遣。岐阜市出身、26歳。




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