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ふるさとへの便り

学校給食、朝と昼に提供

コスタリカ



全校集会の様子=コスタリカ
全校集会の様子=コスタリカ

 私はコスタリカの農村部のロスチレス地区にある小学校を巡回していた。主には体育の指導をしたり、授業がどのように行われているのかを視察したりするためにさまざまな学校を訪れた。興味深いのは、学校規模はさまざまだが、コスタリカのどんな地方に行っても学校が存在することだ。全ての人に学ぶ場所が提供されている。

 コスタリカの小学校は日本と同様で、6年制だ。国語(スペイン語)・算数・理科・社会・体育・美術・音楽・コンピューター、さらに学年によっては英語などさまざまな授業がある。もう一つ日本と同じことは、給食だ。朝と昼に提供される。献立が週と曜日によって決まっており、各学校、自校で給食を作っている。学校によって味はさまざまだ。私はいつもこれを食べるのを楽しみにしていた。

 コスタリカの学校は、2部制を採っている所が多い。私の行っていた学校は朝の7時から1時間目が始まる。1こまは40分だが、2こま連続して授業を行う。つまり、1教科当たり80分だ。私は主に体育の授業を行っていたが、乾期に体育の授業を行うと、その日差しと温度、湿度でいつも倒れそうになる。1日授業を終えると真っ黒に日焼けしているのだ。3教科の授業を終えると児童は昼の給食を食べ、下校する。入れ替わりに午後の部の児童がやって来て、給食を食べる。

 各授業の合間には10分ほどの休みがあり、おのおのサッカーをしたり、おやつを食べたり、おしゃべりをしたりして過ごしている。授業と休み時間のベルは手動になっており、時々休憩時間に夢中になっている先生がベルを鳴らすのを忘れてしまうこともあるのだ。そんな時は「他文化に住んでいるんだな」と、ほほ笑ましく感じたものだった。

 樋口諒さん 教員を経て昨年4月から青年海外協力隊としてコスタリカへ派遣、ロスチレス市スポーツ委員会所属。土岐市出身、30歳。




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