岐阜新聞Web

  • 美濃
  • 飛騨
  • 美濃
  • 飛騨


ふるさとへの便り

土地や人に合わせ指導

ブラジル



チームで円陣を組んだ時の様子=ブラジル
チームで円陣を組んだ時の様子=ブラジル

 私はJICAの日系社会青年海外協力隊としてブラジルのサンパウロ州アルジャー市のクラブチームでソフトボールを普及、指導する活動を行っていました。自分が指導しているクラブチームに限らず、他のチームや、まだ出来たてのチームも指導していました。

 その中でウーベルランジアという田舎のチームに行きました。野球チームですが、まだできたばかりなので男女、6歳ぐらいから20歳近くまで幅広い年齢の選手が集まっています。年齢を分けて練習できるほど選手も指導者もいないので全員で一緒に練習を行います。何も言わなくても年齢が上の人が下の子に教え、選手同士で学び合っています。

 これはこのチームの強みであるとも思いました。また、教えたことはすぐに行動に移し、分からないところがあるとすぐに聞いて吸収してくれます。これらは日本でもあまり見られない光景だと思いました。その土地、人に合わせた指導により選手の成長を助けることにつながると思いました。新しい発見があり、選手も現地の指導者も私自身も大きな成長へとつながり、いい経験になりました。

 新型コロナウイルスの影響で昨年3月に日本に帰国し、待機しながら活動を続けています。ブラジルで教えていたクラブチームの選手や保護者と連絡を取り合い、ピッチングやバッティングを指導しています。ブラジルとの時差は12時間。オンラインなどの指導は時間を合わせるのが難しいので練習中の動画を送ってもらい、改善方法などを動画にして送っています。ブラジルでもコロナの影響で外にあまり出ていけない時があり、家の中や狭い範囲でできる練習方法を紹介しています。いつブラジルに戻れるかは分かりませんが、また一緒に楽しくソフトボールや野球をしたいです。

 多賀楓さん 派遣前は学生。一昨年7月からブラジルへ派遣。スポーツクラブでソフトボールの指導と普及に携わる。本巣市出身。24歳。




過去の記事