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ドミニカ



日本語学校の運動会の様子=ドミニカ共和国
日本語学校の運動会の様子=ドミニカ共和国

 こんにちは。私はドミニカ共和国の子どもたちに日本語を教えています。野球に詳しい方は国名を聞いてすぐにピンとくるかもしれません。カリブ海の中でキューバの次に大きい島の中にドミニカ共和国はあります。野球選手の出身国、コーヒー豆やチョコレートの原料となるカカオ豆の輸出国として有名な国です。そして、ブラジルやペルーのように、この国にも日本人の移住の歴史があります。

 私が日本語を教えている子どもたちはドミニカ社会の日系の子どもたちです。本当なら、私は今もドミニカに滞在し、教室で授業をしていたわけですが、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に伴い、ドミニカの学校は休校になり、私たちJICA海外協力隊員も昨年3月に緊急帰国することとなりました。

 今、私は日本でドミニカの子どもたちにオンライン授業を行っています。子どもたちと実際に顔を合わせて話したり、触れ合ったりできない寂しさはありますが、実は日本とドミニカで離れて授業をしているからこそのメリットもあります。それは今日の朝ご飯、最近日本ではやっているアニメ、岐阜に雪が積もったことなど日本での生活をリアルに伝えられることです。

 ドミニカは亜熱帯に位置し、首都サントドミンゴの年間平均気温は約26度で、一年中日本の夏のような気候です。時差は13時間あり、ほぼ半日ドミニカの方が遅いため、お互いの国の今の時間や気候の話をするだけでも全然違うのです。子どもたちも私にいろいろなことを教えてくれます。節分の日にはおばあちゃんと一緒に作った恵方巻きを食べたと話してくれた子もいました。運動会や盆踊り大会もあります。日本語や日本文化はドミニカの家族や日系社会の中で今も大切に受け継がれています。

 浅井里美さん 一昨年より日系社会青年海外協力隊としてドミニカ共和国に派遣。日系日本語学校教師。本巣市出身。




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