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NIE アドバイザー通信

「はがき新聞」で自作川柳紹介 給食への感謝五七五に

県NIEアドバイザー川辺町立川辺中教諭 細江隆一



  • 俳句、給食、ビブリオバトルの各テーマで生徒が制作した「はがき新聞」 
  • 俳句、給食、ビブリオバトルの各テーマで生徒が制作した「はがき新聞」 
  • 俳句、給食、ビブリオバトルの各テーマで生徒が制作した「はがき新聞」 

 本年度に実施したNIE活動を紹介する。

①ウイークエンド・ニュース

 土、日曜日に新聞3紙を手に入れ、生徒が興味を持ちそうな記事、自分が紹介したい記事を切り取ってA3判用紙に貼り、月曜日に生徒に見せるかプリントして渡した。例えば「動く巨大ガンダム」「流行語大賞」-など。同じ内容の記事が掲載されていたら並べて比較、違いを見つけた。5分ほどで終わり、授業の導入で紹介できる。手間はさほど掛からず、生徒の興味関心を引く点で、お薦めである。

②はがき新聞

 理想教育財団が無料で配付している「はがき新聞」のセットを活用し、「俳句新聞」「給食新聞」「ビブリオ新聞」の3種類の制作に取り組んだ。

 「俳句新聞」は、3年生に「修学旅行で一句」と題して、俳句とそれに込めた思いを書かせた。完成品は交流&投票を行い、ベスト3を表彰。さまざまな行事で活用でき、2時間で下書きからペン書き、色塗りまで完成。専用のポケットに入れて廊下などに掲示した。「給食新聞」も、3年生が「9年間の給食を振り返り、給食センターの方への感謝の気持ちを川柳で表そう」と取り組み、「感謝込め残さず食べた9年間」「姉妹(きょうだい)の笑いを増やす給食や」「疲れたら今日の給食見てはしゃぐ」などの作品ができた。国語科と給食委員会とのタイアップで行い、完成品は廊下に掲示した後、給食センターに贈った。

 「ビブリオ新聞」は1、3年生を対象に、国語の授業で、お薦め本を競い合うビブリオバトル後に取り組んだ。ビブリオバトルで語った内容をコンパクトにまとめ、用紙を3段に分けて1段目に本のタイトルや作者名、出版社を書き、2、3段目にあらすじや感想を記入。作品は全体で交流と投票を行い、ベスト3を表彰した。

③新聞コンクール応募

 日本新聞協会主催の「いっしょに読もう!新聞コンクール」の応募作品は夏休みの宿題にして、家族と記事について話し合う「ファミリー・フォーカス」を目的とした。岐阜新聞社主催の「かべ新聞コンクール」の応募作品は、国語科の授業の一環で取り組んだ。テーマは自由で、仲間にアンケートをとる生徒や、自宅から本を持ち込み、参考にする生徒もいた。時間が必要だが、「好きなことを新聞にできてうれしかった」「資料を調べ、掘り下げることができた」と生徒らは達成感を得ていた。

 NIEは「堅苦しい、面倒」ではなく、教師が自分の好きな記事を紹介できる楽しさや、生徒が未知のニュースに触れ、背景や影響をさらに深く知ることができる。「はがき新聞」は手間がいらず、書くことが苦手な生徒は色塗りやイラストで楽しめ、俳句や川柳、読書好きな生徒が活躍できるメリットもある。

 新学習指導要領では、新時代に必要な資質・能力は「知識・技能」「思考力・判断力・表現力など」「学びに向かう力、人間性など」の三つの柱からなる。NIEはまさにその資質・能力を育成する方法だと思う。多くの方に、NIEに無理なく気軽に取り組んでもらえたらと願う。



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