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岐阜新聞・岐阜放送懇談会

強靱な声質努力の結晶 <合同4月例会> 

テノール歌手 城宏憲さん



伸びやかなテノールを響かせる城宏憲さん=岐阜市長良、岐阜グランドホテル
伸びやかなテノールを響かせる城宏憲さん=岐阜市長良、岐阜グランドホテル

◆テーマ 「情熱のオペラ」

 岐阜市長良の岐阜グランドホテルで6日に開かれた岐阜新聞・岐阜放送懇談会の岐阜・西濃4月合同例会では、関市出身のテノール歌手城宏憲さんが「情熱のオペラ」と題し、歌劇「カルメン」などを張りのある歌声でダイナミックに歌い上げた。

 城さんは加納高校音楽科、東京芸術大音楽学部声楽科を卒業後、オペラの舞台を中心に活躍する。懇談会では、歌劇「ロミオとジュリエット」より「ああ、太陽よ昇れ」を手始めに、歌劇「カルメン」より「花の歌」、イタリアのカンツォーネの「帰れソレントへ」などアンコールを含めて8曲を披露。「リリコ・スピント」という強靱(きょうじん)で輝かしい声質を持つ城さんは、イタリア歌劇は情熱的に、カンツォーネやスペインの歌謡曲は叙情的に歌い、聴衆を曲の世界へいざなった。

 演奏の合間にはトークショーもあり、クラシック音楽の世界に入ったきっかけ、音楽への情熱も語った。中学3年生の時に世界三大テノールの歌声を聞き音楽の道を志した。「それまではスポーツ少年で、音楽のことは何も分からない状態。音符を書くことからのスタートだった」と振り返った。猛特訓を続けて加納高校音楽科に進学、東京芸大卒業後はイタリア留学などで技術を磨き、2015年に若手音楽家の登竜門といわれる日本音楽コンクール声楽部門で1位を獲得して活動の幅を広げた。「受賞で新しいチャンスをもらえたことがうれしかった。プロとしてどう生きていくかを考え、歌っていく」と話した。聞き手は中学時代の恩師、清水麻衣子さんが務めた。



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