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岐阜新聞・岐阜放送懇談会

国際的視点で「王道を」<岐阜8月例会>

経済コラムニスト 大江英樹氏



今後の資産運用について解説する大江英樹さん=岐阜市長良福光、都ホテル岐阜長良川
今後の資産運用について解説する大江英樹さん=岐阜市長良福光、都ホテル岐阜長良川

◆テーマ「アフターコロナ時代の資産運用」

 岐阜新聞・岐阜放送懇談会の8月岐阜例会は18日、岐阜市長良福光の都ホテル岐阜長良川で開かれ、経済コラムニスト大江英樹さんが「アフターコロナ時代の資産運用」と題して講演した。

 大江さんは、投資信託の「リスク」「リターン」の正しい定義、会社が成長する限り全ての株主が利益を得る株式投資と、利益と損失が等しい為替取引の決定的な違いや仕組み、銀行の預金利息と投資信託の分配金の違いを丁寧に解説。投資の鉄則として「コントロールできるものとできないものを知るべき」と述べ、特に手数料というコストを極力減らすよう助言した。「ゆっくりと少しずつ」「自分の頭で考える」「無理をしない」と述べ、「王道を心掛けるべき」と強調した。

 投資のこつとして、早い時期から始めること、少額から積み立てること、株価の動きを気にすることを挙げ、「大きなダメージがなく、投資のバリエーションを経験できる」と紹介。投資を始める当初は「少額から経験すべき」とも語った。今後のトレンドとして、株価が好調な米国や、投資家心理が冷え込む日本の株価の推移を見比べつつ、「国際的な視点で投資に資金を向けるべき」と語った。

 大江さんは1974年、証券最大手野村証券に入社。グループの野村年金サポート&サービスの確定拠出年金部長を務めた。定年退社後は、テレビの経済ニュース番組やラジオ番組のコメンテーターを務め、大手経済誌のコラムも執筆する。著書に「投資賢者の心理学」「定年前」などがある。