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東京五輪2020県勢紹介

リオの雪辱歓喜 「ひたむきな姿、報われた」 田中亮五輪切符 県内関係者 夢舞台の活躍期待(2020年3月21日掲載)



  • 東京五輪代表に決まり、会見で笑顔を見せる田中亮明(左)=20日午後、東京都新宿区 
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 最有力候補とまで言われながら、まさかの落選を経験した2016年のリオデジャネイロ五輪代表選考から4年。自国開催の東京で初の五輪出場が内定したボクシング男子フライ級の田中亮明(26)=中京学院大中京高教=に、悔しさからはい上がる姿を見守ってきた親や恩師、関係者から祝福の声が上がった。


 「ボクシングに対するひたむきな姿をずっと見ていた。それが報われて本当に良かった」と誰よりも喜んだのが母の由紀子さん(49)。25日に50歳を迎えるといい「最高の誕生日プレゼントをくれた。日曜日に約半年ぶりに会う約束をしているので、おめでとうと言いたい」と続けた。
 教育実習で田中の指導教官を務め、田中が非常勤講師だった2017年度までは約2年間、授業のサポートもしてきた同高軟式野球部の平中亮太監督(38)は「うれしいの一言」と声を弾ませた。

 今でも顔を合わせれば雑談をする間柄で「五輪に出れば満足じゃないよな、と声を掛けたら『絶対メダル取ります』と言っていた。その姿も見てみたい」と、職場の後輩の活躍を楽しみにした。

 田中とプロボクサーで世界3階級王者の弟・恒成を最初に指導した、ボクシングジム・イトカワの指導者糸川保二郎さん(76)=多治見市=は「プロの世界王者と五輪選手を育てるのが私の夢だったが、今日で夢がかなった」と感無量の様子。「テクニックは世界トップクラス。みんな応援している」と期待を寄せた。

 東京パラリンピックのパラテコンドー男子75キロ級で代表に内定している恵那市出身の工藤俊介(26)=ダイテックス=は、田中と同校の同級生で3年間同じクラスだった。「すごくうれしい」と仲間の朗報を喜び、「いい刺激になる。自分も負けないようにさらに頑張りたい」と、大舞台での活躍を誓った。