岐阜新聞Web

  • 美濃
  • 飛騨
  • 美濃
  • 飛騨


東京五輪2020県勢紹介

全日本ボクシング 田中(中京院中京高教)52キロ級V 来年の五輪予選進出決める(2019年11月25日掲載)



  • 52キロ級で優勝した田中亮明=阿久根市総合体育館 
  •  

 ボクシング男子の東京五輪予選代表選考会を兼ねた全日本選手権最終日は24日、鹿児島県の阿久根市総合体育館で8階級の決勝が行われ、52キロ級で、世界ボクシング機構(WBO)フライ級王者の田中恒成の兄・田中亮明(中京学院大中京高教)が優勝した。

 田中は決勝で、坪井智也(自衛隊体育学校)と対戦。3-2と僅差で判定勝ちを収めた。東京五輪で実施されない49キロ級、60キロ級を除いた田中ら優勝者6選手は、東京五輪の出場が懸かる来年2月のアジア・オセアニア予選への出場が決まった。

 49キロ級決勝では、小川翼(東農大、岐阜工高出)が川谷剛史(東洋大)に0-5で判定負けし、準優勝だった。

◇真っ白になった

 田中亮明 (優勝した瞬間は頭が)真っ白になって覚えていない。僕のライバルたちの分まで、オリンピックに出るために練習していきたい。

◆接戦制し、恒成も喜び 

 ○...東京五輪のフライ級に当たる52キロ級は、田中が接戦をものにした。弟で、世界ボクシング機構(WBO)フライ級王者の恒成(畑中)が見守った一戦を制し「いつも近くで応援してくれる。力になった」と感謝した。

 弟は「1ラウンド目から左ストレートのカウンターのタイミングが合っていた。試合内容は良かった」と評価。自身も12月31日に3度目の防衛戦を控える。「今日勝ってくれてうれしかったので、自分も頑張ろうと思った。大みそかは確実に勝ちたい」と引き締めた。

★ビデオ検証を実施

 大会最終日にビデオ検証が用いられた。負けた陣営が判定に異議を申し立て、認められた際に映像で確認する。

 52キロ級、81キロ級では申し立てが認められたが、結果は覆らなかった。日本ボクシング連盟の菊池副会長は「日本で初めて使った。五輪がかかっている試合で、もしミスジャッジしたらとんでもないというのがあったので。海外はもうやっているので取り組んだ」と説明した。