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東京五輪2020県勢紹介

東京で輝け!清流魂 県ゆかり五輪代表選手 ボクシング 田中亮明(中京高教) 磨いた「左」で集大成(2021年7月18日掲載)



  • 金メダル獲得に向け、武器の左ストレートを磨く田中亮明=今年4月、中京高 
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 2016年のリオデジャネイロ五輪代表選考の落選からはい上がり、東京五輪のリングに立つボクシング男子フライ級の田中亮明(中京高教)。待ち望んだ大舞台が迫り、「試合を見てくれる人がわくわくするような、派手な試合をして金メダルを取りたい」と意欲を語る。

 リオ五輪は、日本代表の最有力候補とまで言われながら、世界最終予選で出場を逃した。悔しさをばねに磨いたのは、最大の武器である左ストレート。さらに、左ストレートを生かす右フックなど、他のパンチも精度と威力を高めた。「今はどのパンチでも相手を倒せる」と手応えを口にする。

 戦い方も変える。試合序盤は相手の出方をうかがったり、技術で勝負したりするのをこれまで身上としてきたが、ともすれば消極的と捉えられてきた。東京五輪では一転、最初から飛ばすつもりだ。「本当に自分がしたいのは、相手を派手に倒すボクシング。そのためには最初から攻めたい」と闘志をたぎらせている。

 五輪を前に「メダルを取った自分しか想像していない」と自信を示すまでコンディションは充実している。「五輪はずっと夢見ていた場所。自分の全てを注ぎ込む集大成にしたい」。磨いた左ストレートを武器に、全身全霊を懸けて夢舞台に臨む。