五平餅、新しい味続々 チーズやユズ風味...

2018年08月27日 09:52

変わり種のチーズ五平餅ときなこ五平餅=恵那市岩村町、かんのん屋

変わり種のチーズ五平餅ときなこ五平餅=恵那市岩村町、かんのん屋

 東濃地方が舞台のNHK連続テレビ小説「半分、青い。」で一躍脚光を浴びた郷土料理「五平餅」の人気が続いている。岐阜県恵那市内では新考案の味が続々と登場し、人気を盛り上げている。

 ロケ地の同市岩村町にある食堂「かんのん屋」は、連ドラの盛り上がりにあやかろうと、健康食品スピルリナ入りのみそで焼いた「ど田舎五平」を発案した。とろけるチーズを上に載せたチーズ五平餅、北海道産のきな粉をまぶしたきなこ五平餅も販売。ほか、キムチ五平餅、黒ごま五平餅も並ぶ。店主の三宅勝之さん(75)は「固定概念にとらわれていては駄目。もっといろいろな味を作りたい」と新しい味を追い求める。

 店舗販売や土産用の真空パック五平餅の製造を手掛ける古屋産業(恵那市大井町)は、従来のくるみだれにユズの風味を足したユズ五平餅を新しく考えた。同市内の店舗や東海地方のサービスエリアなどで販売している。

 JAひがしみのは、同JA管内特産の夏秋トマトで作ったケチャップだれで香ばしく焼き、チーズを載せたイタリアンな味わいの「トマト五平」を編み出し限定販売した。

 今夏の猛暑の影響か、五平餅人気にも変化が見られる。市観光交流課によると、テークアウトの五平餅人気は落ち着きを見せているが、自宅で焼く土産用の真空パックの五平餅が人気という。同市山岡町の道の駅「おばあちゃん市・山岡」では7月の真空パック五平餅の販売個数が前年同月比4・4倍と急伸し、8月も持続しているという。連ドラで五平餅が物語に再登場しており、人気はまだまだ続きそうだ。

 岐阜新聞社は「地方創生~チカラは地から~」をテーマに、県内各地で移動編集局を展開している。第4弾は東濃5市の魅力を伝える。

 美濃焼、地歌舞伎、山城、地酒、そして近未来のリニア中央新幹線―。山々に囲まれた東濃地域は、豊かな自然が育んだ歴史や伝統、ものづくり、食が多彩な輝きを放ち、多様な文化が交差する「宝箱」だ。