【妻木城跡】近世初頭の遺構残存
(土岐市妻木町)

2018年08月29日 09:05

 寺や城跡など、東濃地方には観光資源が豊富にある。東美濃歴史街道協議会が選ぶ東濃各市のイチ押しスポットを紹介する。

 岐阜県土岐市妻木町を見下ろす通称城山(409メートル)の山頂に築かれた山城。14世紀に土岐明智彦九郎頼重が築いたとされ、山頂や山麓に遺構が残る。

 山頂を中心に約200メートル四方の範囲に曲輪(くるわ)、石垣や土塁などが残る。北側の山麓には領主の館である御殿、家臣の武家屋敷が築かれ、1658年の妻木家断絶まで陣屋として存続していた。

 近世初頭の城郭遺構が居館や家臣の屋敷、城下町を含めて残されている例は珍しく、山麓の遺構も含め県史跡に指定されている。

 問い合わせは同市文化振興課、電話0572(54)1111。

 岐阜新聞社は「地方創生~チカラは地から~」をテーマに、県内各地で移動編集局を展開している。第4弾は東濃5市の魅力を伝える。

 美濃焼、地歌舞伎、山城、地酒、そして近未来のリニア中央新幹線―。山々に囲まれた東濃地域は、豊かな自然が育んだ歴史や伝統、ものづくり、食が多彩な輝きを放ち、多様な文化が交差する「宝箱」だ。