一番人気「わらじ形みそ」 五平餅イメージ調査

2018年09月02日 09:09

 連続テレビ小説「半分、青い。」に登場し、にわかに脚光を浴びる五平餅。岐阜県の東濃地域ではなじみ深い食べ物だが、一般的にはどのようなイメージを持たれているのだろうか。岐阜新聞は8月27~31日、五平餅のイメージ調査を本紙Web上で実施し、県内外の452人から回答を得た。結果、広く認識されている五平餅は「わらじ形のみそ味」だった。ただ、飛騨地域では「わらじ形のえごま味」が大半を占めるなど、五平餅の形や味には県内で地域差が見られた。

 思い浮かぶ五平餅の形を尋ねたところ、わらじ形76・8%、団子形18・8%、細長い形3・5%などとなり、一般にわらじ形が浸透していた。

 好きな味付けは、みそベースが42・7%と最多。次いでみそと醤油(しょうゆ)のミックス22・6%、えごまベース21・5%、醤油ベース10・4%など。ただ、地域ごとのトップをみると、飛騨はえごまベース82・4%、岐阜はみそベース53・9%と、好みに差が出た。入れたい隠し味は、クルミが63・1%と人気で、次いでゴマの19・7%だった。

 五平餅を自宅で作ったことがある人は、東濃(48・3%)と飛騨(41・2%)は4割以上あったが、中濃(24・0%)や岐阜(11・8%)は低かった。さらに、五平餅を食べる場所について、西濃の76・2%が「旅先の店で買う」としたのに対し、東濃の70・7%、飛騨の82・4%が「身近にある店で買う」とし、五平餅が主に東濃と飛騨の郷土料理として定着していることが浮かび上がった。

 わらじ形が広く浸透している理由について、岐阜女子大地域文化研究所の丸山幸太郎所長は「平串で焼くわらじ形は、信州で作られていたと聞く。隣接する東濃や飛騨を中心に広まった」と説明。団子形が東濃を中心に知られていることには「板串がそこまで身近ではなかった東濃西部辺りでは普通の串に団子を刺して焼いていた」と話した。

 岐阜新聞社は「地方創生~チカラは地から~」をテーマに、県内各地で移動編集局を展開している。第4弾は東濃5市の魅力を伝える。

 美濃焼、地歌舞伎、山城、地酒、そして近未来のリニア中央新幹線―。山々に囲まれた東濃地域は、豊かな自然が育んだ歴史や伝統、ものづくり、食が多彩な輝きを放ち、多様な文化が交差する「宝箱」だ。