2005年3月31日限りで運行を終えた、岐阜市内線や揖斐線など岐阜市周辺の名鉄各線。廃線から今春で19年となりました。かつて線路のあったところはどうなっているのでしょうか。岐阜駅前から黒野にかけての廃線跡を歩いて訪ねます。
無料クイズで毎日脳トレ!入口はこちら廃線から19年経ち、跡地が再利用されているところもあります。年を追うごとに痕跡は消えていきます。自分も当時を知っていますが、記憶があやふやになってきました。
線路跡の近くを通りかかる機会も多いのですが、車で一瞬のうちに通り過ぎるのがほとんど。また、車で廃線跡の痕跡を探そうとすると、駐車する場所も探すことになります。ならば、歩いた方が小回りは効くだろうと考えました。数回にわたって紹介します。
改めて、岐阜市内線と揖斐線について振り返ります。
岐阜市内線は、最終的には岐阜駅前駅と忠節駅を結ぶ路線でした。ほぼ全線が道路上を通る路面電車。1988年までは、途中の徹明町駅で分岐して、岐阜公園方面の長良北町駅まで行く線路もありました。岐阜駅前の再開発のために、新岐阜駅前と岐阜駅前の間が2003年12月から休止となっていて、そのまま廃線となりました。
忠節駅から先の鉄道線が揖斐線。2005年の廃線時点では、黒野駅(揖斐郡大野町)までの路線です。2001年までは、揖斐線はこの先本揖斐駅まで延びていました。黒野駅で分岐する谷汲線も2001年に廃線となっています。
できるだけ線路に沿って歩いていきましょう。それでは、岐阜駅前から出発します。次は5月15日に公開します。
(デジタル戦略室 広瀬丈士)