春季東海高校野球の組み合わせ抽選会が7日、名古屋市内で開かれ、18日の1回戦は、岐阜1位の県岐阜商は静岡(静岡2位)と午前10時から長良川球場、岐阜2位の市岐阜商は午後0時30分開始予定のカヤバスタジアムで津田学園(三重1位)と対戦することが決まった。各県大会でロースコアによる接戦が多く、低反発金属バットの影響が色濃く出ている中、東海大会でも同様の試合展開が予想される。いち早く、低反発対策に取り組み、接戦の強さで岐阜を制した県岐阜商は、投手陣も昨秋に比べ、格段にグレードアップし、V候補筆頭に挙げられる。鍛治舎巧監督の下、創部100年ナインが春の東海制覇に挑む。

 

県岐阜商 投打ともさらなるレベルアップ

 春の県大会でエース森厳徳に加え近藤朝日池田諒真の3年生右腕2人が台頭し、夏に向けて強力投手陣が整った県岐阜商。中でも森は、連休中の練習試合でプロのスカウトもうならせる別格の投球をみせた。誉(愛知)戦で3回パーフェクト、同じくプロ注目の磐田東(静岡)の大型右腕寺田光との投げ合いでは、5回無安打11奪三振で直球、スライダー、チェンジアップとも抜群の切れを誇示した。大崎(長崎)戦も3回1安打のみで、ステージを一つ駆け上がった感だ。

春の県大会を終え、一段と成長した県岐阜商のエース森厳徳=長良川

 さらに連休中の投手陣のトピックスでは、...