8日、米中西部ウィスコンシン州で選挙イベントを開いたバイデン米大統領(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】バイデン米大統領は8日、11月の大統領選で激戦が見込まれる中西部ウィスコンシン州で演説し、米マイクロソフト(MS)が同日発表した投資額33億ドル(約5千億円)のデータセンター建設計画の雇用創出効果を強調した。一方で、トランプ前政権が打ち上げた、同地での台湾の鴻海精密工業による100億ドルの投資計画が頓挫したことをやり玉に挙げ、批判した。

 バイデン氏は「建設関係で2300人の雇用が生まれ、データセンターで2千人が無期雇用で働くことになる」と語った。

 バイデン氏は「彼らは実現しない計画のために何億ドルもの税金を無駄にした。私は約束を守る」と訴えた。