記者会見の冒頭、謝罪する和歌山県福祉事業団の日置美次理事長(右から2人目)ら=9日午後、和歌山県上富田町

 和歌山県上富田町の障害者支援施設「南紀あけぼの園」を運営する社会福祉法人は9日、30代の女性職員が今年1月、知的障害のある施設入所者の目や口を養生テープでふさぐ身体的虐待をしていたと明らかにした。様子を撮影し、同僚に画像を送っていたという。

 通報を受けて施設の全職員に聞き取り調査を実施。女性職員が他の利用者に対しても、顔や頭をたたいたり蹴ったりする虐待を加えていたことが分かった。