9日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=155円台後半で取引された。

 午後5時現在は前日比50銭円安ドル高の1ドル=155円82〜84銭。ユーロは47銭円安ユーロ高の1ユーロ=167円26〜30銭。

 日米金利差を材料視した円売りドル買いの動きが優勢だった。日銀が9日午前、4月の金融政策決定会合の「主な意見」を公表し、追加利上げに前向きな意見が複数あったことから、金利差縮小をにらんで円が上昇する場面もあった。

 市場では「主な意見を受けたドル売りの動きは長く続かなかった」(外為ブローカー)との声が聞かれた。