次期衆院選沖縄1区からの出馬に関して、記者団の取材に応じる下地幹郎氏=9日午後、那覇市

 下地幹郎元衆院議員(62)は9日、次期衆院選に沖縄1区から無所属で出馬すると表明した。自民党派閥の裏金事件を念頭に「自民批判の受け皿になりたい」と那覇市内で記者団に述べた。沖縄1区はいずれも現職で自民の国場幸之助氏(51)、共産党の赤嶺政賢氏(76)が立候補を予定している。

 下地氏は1996年、衆院議員に初当選。カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業を巡る汚職事件で2020年、所属した日本維新の会から除名処分を受けた。21年衆院選は落選。昨年9月の処分撤回を受け、政治活動を本格化させていた。