ウクライナ東部ハリコフの地下鉄駅構内につくられた教室の廊下を走る子どもたち。教室や廊下には窓がない=15日(共同)

 【ハリコフ共同】ロシアによる連日の空襲にさらされるウクライナ第2の都市、東部ハリコフで子どもの安全を確保した対面授業を実現するため、地下に学校を建設する計画が進んでいる。既に地下鉄駅を活用した教室が昨年秋に始まったが、スペースが不足。新たに地面を掘って約450人を収容できる大規模な地下学校を建設し、今春にも開校する見通しだ。

 「次はこの言葉をノートに書きましょう」。ハリコフ中心部の地下鉄駅の階段を下りると、子どもたちが机を並べウクライナ語の読み書きを学んでいた。

 地下の教室は空襲警報は鳴らない。一見、普通の授業風景だが、施設内に窓がなく、慣れるまで圧迫感がある。