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 子どもと一緒に旅に出たい!ただそうは思っても、保護者の考え方や性格、子どものタイプや人数、そしてお財布の状況によって「今は無理だーー」となることもしばしば。「幼い頃に連れて行ったってどうせ覚えていないから無駄」という声もありますが、一方で「子どものうれしそうな顔を見たいから連れて行く」という声も。写真をたっぷりと撮っておけば、ある程度大きくなった時に「こんなところへ行ったんだよ」と見返すことができ、親子ともに幸せな気持ちになれるでしょう。「子どものため。でも半分以上は自分のため」という気持ちでぜひ出かけてみませんか。

 2024年Join冬号アンケートで、読者に「子どもとの旅行の体験談」を聞いてみたところ、成功談や失敗談がたっぷりと寄せられました。それらを参考に、いつかきっとできる子連れ旅に向け、まずは考えることから始めましょう。
 

宿泊旅行準備編

洗濯機のある宿泊施設が最強!

 どれだけ準備すれば良いのか不安なのが服。「このパジャマでなければ寝られない」というタイプでなければ、親子とも外を歩いても大丈夫で体を締め付けない服をパジャマとして用意するのがおすすめです。靴の予備は悩みどころ。ただ海に行く時は要注意で「海に近付くとだいたい、波に少しさわるぐらいでは終わらなくて靴まで濡れます…」という体験談もありました。漏らしてしまって靴が濡れることもあります。マリンシューズはかさばらないものも多く売られているので、海に行かない場合でも予備として忍ばせておくと良いかもしれません。

 おむつは圧縮袋に入れると◎。「おむつ替えができる場所がなくて困った」という声も多々寄せられましたので、万が一の際には車の中で替えられるよう、おむつ替えシートやそれに代わるものを準備しておきましょう。

 と考えていくとどんどん増えていく荷物…。マイカーでの旅行なら、ある程度は大丈夫でしょうが、電車や飛行機を使う旅行だとそうはいきません。そこでおすすめなのがコインランドリーのある宿泊施設。部屋に洗濯機と乾燥機があれば最高です。ゆっくりとチェックアウトするなら最終日の朝にも回し、帰宅後の “洗濯地獄問題”を軽減させましょう。

 洗濯機があるような部屋ならキッチンもあることが多く、子どもが疲れて外食できないというときも安心です。体験談でも「市街地でアパートの一室を借りました。家電も備え付けで、1歳未満の乳児がいたので、とても快適に過ごせました。お値段も一室料金なので、5人家族の我が家にはとてもお得でした」「夏に祖父母も一緒に沖縄に行き、家を一棟借りて伸び伸び過ごして家族みんな楽しみました」という声をいただきました。

 

行き先編

テーマパークがやっぱり人気!

 行き先ですが、子どもの好きなものがあるところを選ぶのが王道です。体験談で「行った場所」「行きたいところ」として多く挙がったのがやっぱり人気テーマパーク。「1歳の息子もショーに大興奮!ノリノリで観賞してくれてうれしかった」「シンデレラの服を着た」「パレードでは知っているプリンセスの名前を呼んでいた」などの行って良かったエピソードが寄せられました。

 一方で、「雨が降っていました。開園まで2時間近くあり、カッパ着せたり、傘をさしたりする中でベビーカー押したり、抱っこしたりで遊ぶ前からクタクタ」「夜の10時に車で出発し3時頃に到着。そこから3時間ほど仮眠を取るはずが、子どもが早々に起床。真っ暗な寒い中パーク周りの歩道をお散歩することに…。案の定、開園とともにベビーカーで爆睡」「夜の時間帯にしか取れなかった予約のアトラクションを楽しみにしていた長男ですが、眠気と疲れで無念のリタイア」などの大変だったエピソードもありました。ただ、それでも体験談を見る限り満足度は高く「良い思い出になった」と言っているところが人気テーマパークのすごいところですね。

恐竜・鉄道なら日帰りも可能♪

 福井県立恐竜博物館や京都鉄道博物館など、幼い子どもが大好きな恐竜や鉄道に関する場所も挙がりました。岐阜市中心部からの車でのアクセスを調べたところ、福井県立恐竜博物館は東海北陸道経由で135kmほど、京都鉄道博物館へは名神高速経由で140kmほどでした。子どもは車酔いがひどい、車に乗った瞬間に泣き叫ぶ…などのタイプでなければ、日帰りでも狙えます。

沖縄は飛行機に耐えられるか次第

 他に多かったのが沖縄。飛行機に乗って青い海を見て…。幼い子どもでも楽しめる体験型施設はたっぷりとあります。海沿いのリゾートでのんびりするのも良いですね。「毎年行っている」という声もありました。

 ただ、ネックとなるのが飛行機。実際、「飛行機の中で耳が痛いって泣いていた」「飛行機の中で騒がないようにたくさんのおもちゃを持っていった」「飛行機のトラブルで2時間ほどの遅れ。その間ずっと機内の中で過ごすはめに…着いた頃にはクタクタ」という声が寄せられました。「案外ご機嫌だった」という声もありますのでそれは本人次第、、、。

 料金も心配ですが、LCCで早期に予約すれば思いの他、安くあがるかもしれません。体験談でも「今年の8月の木~日の日程で沖縄行きのPeachのチケットを1月に取ったら1人往復3万円以下で済みました」とありました。「先の予定なんてわからない」と渋る気持ちはわかりますが、思い切って早期の予約をするのも手です。