笠松競馬場のトークショーでファンを熱狂させたオグリキャップ役・高柳知葉さん(左)とシュヴァルグラン役・夏吉ゆうこさん

 スタンド一帯も売店前も、ウマ娘ファンのトレーナーたちで埋まり、場内の熱気はパワーアップ。笠松競馬場でデビューした永遠のヒーロー、オグリキャップのラストラン・有馬記念での「オグリコール」は30年以上の時を超えて「推しウマ娘」の聖地降臨でも湧き起こり、ファンのハートを熱く燃え上がらせた。

 ■シンデレラグレイ賞が11R、メイン「飛山濃水杯」は最終12Rに

 今年の「ウマ娘コラボ」は9Rのフジマサマーチ賞が新設されて計3レース。10Rのベルノライト賞は2回目。ラストを飾る第3回シンデレラグレイ賞は11Rに行われ、西日本地区重賞となったメインレース「第6回飛山濃水杯」は最終12Rに実施される異例の編成となった。

ウマ娘シンデレラグレイ賞3代目王者に輝いた細川智史騎手

 競馬ファンならお気付きだろうが、通常は地方、中央競馬ともメインレースは最終レースの一つ前に行われる。これには二つの理由があるとされている。一つは混雑緩和のためで、電車や車で帰る人を分散させるため。もう一つはメインで負けても12Rで取り返そうとするファン心理に応えるため。馬券の売り上げアップにつながるものだが、最終は「笠松・C級サバイバル」のように難解で荒れやすいレースが多く、経験上からも熱くなったファンが傷口を広げることが多いようだ。

 ■シンデレラグレイ賞Ⅴの細川騎手、喜びの声はちょっとだけ

 ウマ娘3レースを9~11Rでぶっ続ける形となった今回。ただ、シンデレラグレイ賞は重賞でも協賛レースでもないため、表彰式はなし。名古屋の細川智史騎手がサルジュターグで制覇し、優勝馬の口取り撮影は装鞍所エリアで行われた。細川騎手には優勝の喜びの声を詳しく聞きたかったが、次の最終レース騎乗後は他の名古屋の騎手とすぐに送迎バスで帰るため、インタビューの時間は取れなかった。取材規制はやや緩和されたが、依然として厳しく、一言だけお願いし「よく伸びて勝った。ゴール前はかわせると思った」と歓喜の声を、ウマ娘ファンにちょっとだけ届けることができた。(前回紹介)

 最終12Rに行われた「飛山濃水杯」は名古屋の友森翔太郎騎手騎乗のセイルオンセイラーが逃げ切りV。雨の中、表彰式ではウイナーズサークル前やスタンド一帯にファンが詰め掛け、友森騎手の優勝インタビューとともに歓喜の輪が広がった。そして、ウマ娘ファン最大のお目当てである声優さんによるトークショーへとなだれ込んだ。

シンデレラグレイ賞で盛り上がったスタンド一帯のファン

 ■「うまぴょい伝説」大合唱とともに女神2人が聖地降臨

 ゴール前にステージカーが到着し、女神2人がオグリキャップを生んだ聖地に降臨。東スタンド一帯はオグリキャップの引退式や里帰りセレモニーのときのように「人の海」となり、びっしりと埋め尽くされた。手拍子と大歓声とともに、ライブコンサートの乗りでどよめき、熱気に包まれた。

 長谷川満さんの司会でトークショーがスタート。「初めてこんな多くの拍手をもらいました」とベテランアナも感激。「うまぴょい伝説」の音楽が流され、ウマ娘ファンの育成トレーナーたちも大合唱。「ウー、ウー、バキューン」「3、2、1ファイト!」と運動会を楽しむように「ズキュン、ドキュン」とスタートダッシュ。ウマ娘ファンたちそれぞれの夢も駆け抜けた。

高柳知葉さん(左)と夏吉ゆうこさんの楽しいトーク。ウマ娘トレーナーのファンたちを喜ばせた

 ■高柳知葉さんへ「オグリー」、夏吉ゆうこさんにも温かい声援

 ウマ娘オグリキャップ役の声優・高柳知葉さんとシュヴァルグラン役の声優・夏吉ゆうこさんが登場すると「オグリー」などと大歓声が湧き起こった。昨年、念願の聖地デビューを果たした高柳さんは2年目のステージ。笠松のコース経験もあって、ちょっぴり余裕。「故郷で喜んでもらえるよう精いっぱい頑張るからよろしくね」とクールな決めぜりふでファンを魅了。「たくさんの方に集まっていただき、うれしいですし、2度目なんでちょっと安心してお邪魔できました」とさすがはオグリキャップ役の声優さん。落ち着きのある堂々としたトークと勇姿を披露してくれた。

 夏吉さんは笠松初参戦のゲートオープン。おっとりとした感じで「シュヴァルグランです」とあいさつすると、応援するファンらの温かい声援が湧き起こり、マイペースで努力家の人気キャラであることを再確認できた。

 ■新幹線ホームで名古屋コーチンきしめん堪能

 ご当地グルメトークでは、前夜名古屋駅に着いたという高柳さんは「ようやく新幹線ホームのきしめんを食べることができました。名古屋コーチンきしめん、とてもおいしかったです」とその味覚を堪能。笠松競馬場入りしてからも「昨年は温かいきしめんを用意していただきましたが、今年は(お昼ごろ)晴れてて暑かったんで、冷たいきしめんがとてもおいしかったです」とにこやか。

 前夜、濃厚な名古屋グルメを賞味したという夏吉さんも「(笠松での)きしめんも、おいしいですね」と漫画「ウマ娘シンデレラグレイ」でタマモクロスが丸金食堂で食べていたツルツル感を一緒に味わった。

フジマサマーチ賞を制したのは松本一心騎手騎乗の2番人気・ハンデンキング

 ■アットホームな雰囲気で拍手と爆笑の渦

 スタンド前では、雨がっぱを用意してきたファンの姿も多く見られ、のどかな笠松競馬場ならではのアットホームな雰囲気。オグリキャップの聖地でウマ娘2人とトレーナーたちのコラボイベントが実現。長谷川さんの軽妙トークと鋭い突っ込みもあって、拍手と爆笑の渦に包まれた。

 笠松デビューの夏吉さんは「本当に熱いですね。さっきまでレースを見させてもらったんですが、皆さんの声援がすごいんで。『シュヴァル』の名前の入っているレースもあったので、すごく幸せでした。ありがとうございます」とファンに感謝の思いを伝えた。

 ■出走馬名の実況アナウンス、夏吉さんは手がブルブル

 レースでの出走馬名の実況アナウンスでは、高柳さんは「昨年は緊張していて心臓が飛び出るくらいでしたが、今年は落ち着いてできました」。昨年、イナリワン役の声優・井上遥乃さんがベルノライト賞の出走馬読み上げで、「クリゲバ(栗毛馬)」をかんでしまったこともあって、夏吉さんは「栗毛馬が鬼門なので、練習してきました。責任重大で頑張って走る馬を間違えないようにと。最後は手がブルブルで震えていました」と緊張気味だったが、何とか無事こなすことができた。

栗毛馬限定ベルノライト賞をハナ差で制したデイライト(3)と東川慎騎手

 ■「芦毛馬がそろうと壮観、ワクワクしました」

 高柳さんはオグリキャップの笠松時代から中央入り、そして笠松での引退式ラストランまでの戦績などを紹介。この日のシンデレラグレイ賞については「芦毛馬がそろうと壮観ですし、コラボという形でワクワクしました」と熱戦に感激。「シンデレラグレイの単行本は14巻まで出ており、新章『芦毛の怪物』もよろしくお願いします。劇場版『ウマ娘プリティーダービー新時代の扉』も公開されます」とアピールした。

 夏吉さんは「シュヴァルと同じ栗毛馬のレースもあって、パドックを歩いているところから見ていました。芦毛馬(10頭)がそろっているだけでもすごい。より白っぽくなってこれから成長していくんだなあと優しい気持ちになりました」。大魔神こと佐々木主浩さんが馬主を務めたシュヴァルグランは栗毛の牡で現在12歳になった。「馬名はフランス語で『偉大な馬』という意味で、2017年のジャパンカップを制覇。33戦7勝で2、3着も7回ずつと粘り強いお馬さんでした。種牡馬として活躍し、子どもたちも頑張っています」と紹介した。

 ■トレーナーたちと一体感、無事ゴールインで「完走」

 オグリキャップの聖地・笠松競馬場に舞い降りた女神たちと詰め掛けたトレーナーたちと一体感みなぎったトークショーは、無事ゴールインを果たして「完走」。漫画「シンデレラグレイ」でも、オグリキャップは初勝利後、特設ステージで「カサマツ音頭」を踊ったが、そんなウイニングライブのような盛り上がりを見せた。

シンデレラグレイ賞をクビ差で制したサルジュターグ(8)と細川智史騎手

 夏吉さんは「笠松…ありがとうございました!  初めての場内アナウンス、トークショー、楽しかったです! お馬さんかわいかったな…。 晴れ間にシュヴァルのソーダが映えました」とネット上でも感謝の思いを伝えた。 

 ファンからは「本当にかわいくて最高でした。トークショー楽しかったし、レースも見応えあった。ご飯もおいしくて最高でした。目の前に推しがいるという夢のような時間が良かったです」といった声が聞かれた。

 高柳さんも「ありがとうございました。2年続けて笠松で熱量を感じることができてとても幸せな時間でした。トークショーは雨になってしまって、それでも本当にたくさんの方が集まってくださっていてうれしかったです。あたたかくしてね!」と大勢のトレーナーたちの来場に感謝した。

 ファンたちも「笠松の地でオグリキャップのウマ娘さんを見られるという何ともぜいたくな一日でした。すごい人数でしたしお祭りみたいでとても楽しかったです。オグリキャップの原点をたくさん感じられました」と大満足だった。

「オグリの里」コーナーで「推しウマ娘は○○だ」」に投票するトレーナーたち

 ■「推しウマ娘」人気投票、オグリキャップ1着、シュヴァルグラン2着

 トークショーで大活躍した声優さんの2人は、人気の面でもワンツーフィニッシュを決めてくれた。

 特設ステージ近くで「オグリの里」第1巻・聖地編、第2巻・新風編の即売会を開催。本を購入したファンや立ち寄った方に呼び掛けて、幅広く「推しウマ娘」の人気投票も行った。ホワイトボードに書き込んでもらい、これがすごいことになった。「ウマ娘パワー、恐るべし」と身近に実感させられたのだ。

 1枚のボードでは足りず、オグリキャップ笠松初Vの出走表(プレゼント用)の裏などに書き足してもらい、どんどんと増殖。推しウマ娘の投票ボードを眺めながら「1頭に決められない」と頭を悩ませるファンも多かった。ウマ娘以外の競走馬への投票も可能とし「笠松オールカマー」として人馬に広く門戸を開放。「アンカツ」「タグチカンタ」などジョッキー名も書き込むファンもいた。

 ■ライスシャワー3着、ゴールドシップは出遅れたが6着

 予想通り「シンデレラグレイ」主役のオグリキャップが49票でトップ。来場祝いも兼ねてシュヴァルグランが23票で2着に突っ込み、1票差22票でライスシャワーが3着と根強い人気。キタサンブラックとサイレンススズカが猛追したが、それぞれ18票で4着に並んで掲示板を確保した。投票総数は567票だった。

 ゴールドシップは大きく出遅れていたが、追い込んで6着。キングヘイロー、メイケイエールと続いた。親子で投票する姿もあり、小学生の男の子がツインターボに1票入れていた。「この馬をよく知っているね」と驚かされたが、1993年のオールカマーを逃げ切って制覇した馬。大逃げが得意の「暴走、全力少女」に魅力を感じたということか。ウマ娘人気はお父さんの影響もあって、世代を超えて受け継がれていく。

場内では売店の前にファンの長い行列ができていた

 ■ウマ娘3レースは単勝全通り買いも

 にぎわった競馬場内のスタンドや馬券売り場ははどうだったのか。レースがスタートすると、トークショーも行われるゴール前の東スタンドから席がびっしりと埋まった。常連ファンによると「いつもは余裕で座れるのに、午前10時には満席になった。ステージカーが来る前方では、ラチ沿いに折りたたみいすを置くなどして一番前をキープする熱心なファンもいた」という。

 親子連れも多く来ていたし、売店や券売機で馬券を買い求めるファンたちも行列をつくっていた。「ウマ娘シンデレラグレイ賞」などと記念のレース名が印字された馬券。フジマサマーチ賞からの3レースでは、単勝を全通り買っている人も多かったという。

 ■笠松デビュー、ネット派は発券機に不慣れ

 笠松競馬場は初めてで聖地デビューを果たしたというウマ娘ファンも多く、馬券の記入の仕方や買い方が分からない人が相次いだ。ネット派は発券機に不慣れで戸惑い、並ぶ人が多過ぎて馬券を買えない常連ファンも続出した。たまには有人窓口も復活させて、初心者へのアドバイスを送れるといいのでは。

 パドック前でジョッキーが一礼、拍手が湧き起こったことについては「馬が驚くからやめてほしい」との声もあるが、飛山濃水杯で騎乗して3着だった兵庫の鴨宮祥行騎手は「笠松競馬場、人が多くて盛り上がってたなー。ピアノの発表会の時、演奏前に拍手されるみたいで、気が引き締まったよ! きっかけは何でもいいから競馬場に足を運んでほしい。その中でいろんなことを知って楽しみ方を見つけていってほしい」とネット上で率直な感想を述べていた。

愛馬会「軽トラ市」では、勝利騎手のサイン入りゼッケンなどが人気を集めた

 ■愛馬会軽トラ市、ベルノライト賞ゼッケン11万円で落札

 正門前では「愛馬会の軽トラ市」も久しぶりに開店しにぎわった。笠松競馬のジョッキーをモチーフにしたトートバッグなども販売され、人気を集めた。チャリティーオークションも復活して開かれ、昨年の第1回ウマ娘ベルノライト賞は栗毛のグレイトボルケーノ(伊藤強一厩舎)が勝った。藤原幹生騎手のサイン入りで10万円の値が付き、ファンを驚かせたが、最終的には11万円の高値で落札された。一昨年の笠松競馬秋まつりで、オグリキャップの笠松時代のレプリカゼッケン(ジュニアクラウン、アンカツさんのサイン入り)が11万円で落札されたが、同じ値段となった。

 笠松競馬場では今世紀最高とみられる大入りとなった、ウマ娘コラボレースデー。入場者は第1回4034人、第2回3034人から、今回はゴールデンウイーク中の祝日でもあり、8290人に激増した。飛山濃水杯も行われ、馬券販売は7億6000万円で過去2回より40%以上増えた。

 大きな混乱もなく、最終レースとトークショーまで無事ゴール。来場したトレーナーたちはマナーをよく守る模範的なお客さんで、整然と並んでいたのが印象的。最終レースまで出走した全馬が無事に完走できたし、競馬場関係者やファンを含めた全てのホースマンの努力に支えられて、イベント&レースは大成功となった。

 ■「推しウマ娘」人気投票の最終結果発表

 最後に「推しウマ娘」人気投票の最終結果を発表。トレーナーの皆さん、ご投票ありがとうございました。

 【優勝】オグリキャップ49票【準優勝】シュヴァルグラン23票

③ライスシャワー22票④キタサンブラック18票④サイレンススズカ18票⑥ゴールドシップ16票⑦キングヘイロー14票⑧メイケイエール12票

⑨10票スティルインラブ  シンボリルドルフ アグネスタキオン カツラギエース
⑬8票 コパノリッキー タマモクロス マンハッタンカフェ
⑯7票 ファインモーション ミスターシービー メジロマックイーン タイトルホルダー ドゥデュース

(21)6票 ビワハヤヒデ ダイワスカーレット マチカネフクキタル ナリタタイシン エマズウィッシュ
(26)5票 エイシンフラッシュ ヤマニンゼファー ハルウララ ナイスネイチャ ヤエノムテキ カレンチャン サクラロールル トウカイテイオー サトノダイヤモンド
(35)4票 イクイノックス ミホノブルボン エアグルーヴ ステイゴールド アストンマーチャン マチカネタンホイザ トランセンド アグネスデジタル ケイエスミラクル ダイタクヘリオス オルフェーヴル オベイユアマスター

「推しウマ娘」人気投票の最終結果。オグリキャップとシュヴァルグランがワンツーを決めた

 ■オグリローマン、アンカツに3票

(47)3票 オグリローマン イクノディクタス ネオユニヴァース ウオッカ エルコンドラパサー マヤノトップガン ナリタトップロード ナリタブライアン スマートファルコン ツインターボ セイウンスカイ サトノクラウン アドマイヤベガ サクラチヨノオー エフフォーリア ナカヤマフェスタ ヴィブロス ジェンティルドンナ シリウスシンボリ 
アンカツ

 (67)2票 スーパークリーク イナリワン フジマサマーチ ヒシミラクル グラスワンダー エアシャカール アイネスフウジン ソダシ シーザリオ クロノジェネシス ジャックドール  モンジュー ジェラルディーナ モーメントキャッチ シンボリクリスエス コントレイル メジロドーベル ヒシアマゾン ハルオーブ 
 フクナガヨウイチ トサキケイタ ロッペイ    

 ■ババヲナラスクルマ、タグチカンタにも投票

 (89)1票 ラブミーチャン ライデンリーダー ホーリックス ホワイトナルビー ヤマニンカホン ノルンエース メイセイオペラ ワンダーアキュート ライトウォーリア メジロモンスニー マーベラスサンデー ゴッドハンニバル メイショウドトウ メジロアルダン エマズウィッシュ マチカネフクキタル エタンダール ハクサンムーン ゼンノロブロイ マルゼンスキー オレハマッテルゼ テイエムスパーダ サクラプレジデント ジャングルポケット ブロードアピール ウィンバリアシオン ブエナビスタ  ゴールドシチー マカヒキ

 ディサイファ ダノンプレミア ダンツフレーム サッカーボーイ キセキ クリフジ ロサード シルヴァーソニック  カツゲキキトキト レジェンドハンター ジェニュイン テイエムオペラオー チョクセンバンチョー ニシノデイジー ビワハイジ トップナイフ アイアンバローズ ダンシングブレーヴ タイキシャトル クレールアドレ メイクストーム ファインニードル ダイイチルビー マツカゼリュウオー ハカタビッグワン キンクロリョテイ グランアレグリア サンキョウスーパー マックスフリート ディープボンド ヘルシェイクヤノ ババヲナラスクルマ
 タケユタカ アンミツ タグチカンタ


※「オグリの里2新風編」も好評発売中

 「1聖地編」に続く「2新風編」ではウマ娘ファンの熱狂ぶり、渡辺竜也騎手のヤングジョッキーズ・ファイナル進出、吹き荒れたライデン旋風など各時代の「新しい風」を追って、笠松競馬の歴史と魅力に迫った。オグリキャップの天皇賞・秋観戦記(1989年)などオグリ関連も満載。

 林秀行(ハヤヒデ)著、A5判カラー、206ページ、1500円。岐阜新聞社発行。笠松競馬場内・丸金食堂、ふらっと笠松(名鉄笠松駅)、ホース・ファクトリー、酒の浪漫亭、小栗孝一商店、愛馬会軽トラ市、岐阜市内・近郊の書店、岐阜新聞社出版室などで発売。

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