土岐の碑(いしぶみ)230 第八章 決断の時(二十六) 早見俊・作 井澤康樹・原案 曇天風雷鬼・画 頼遠(よりとお)は板敷(じき)に錦の御旗を広げた。紅を基調とした錦織に日輪が金糸で縫い取られている。高氏、直義、師直は息を呑(の)んで見入った。「帝(みかど)より下賜された御旗でござる。すなわち... 2026年8月27日 05:00岐阜