ソウル市内を歩く子どもたち=24日(共同)

 【ソウル共同】超少子化が進む韓国の政府は、子ども1人を出産した母親に1億ウォン(約1100万円)の現金を支給する案の是非を問うアンケートを始めた。「これまでの少子化対策は効果が低かった」とし「破格な支援の必要性」を調べると説明している。このまま政策になるわけではないが、賛同が多ければ政府は本格的に議論を進める可能性がある。

 韓国紙、朝鮮日報によると、調査は17日からオンラインで実施。女性1人が生涯に産む子どもの数を示す合計特殊出生率は2023年時点で0・72と世界最低水準で、22年の0・78をさらに下回った。日本の1・26(22年)と比べても著しく低い。