原発避難者の当事者の会で芋煮を味わう後藤孝二さん(右端)ら=10月、岐阜市神田町、円徳寺会館

 2011年3月の東日本大震災と福島第1原発事故を受けて、福島県から岐阜県内に避難した人たちが今年10月、「ぎふ3・11当事者の会」を結成した。原発事故から14年を経て生活再建や定住化が進む中で、当事者ならではの悩みを語り合い、同郷同士の絆を強める狙いがある。

 「おっきい鍋で煮っと、おいしいよね」。ごろごろと大きめの里芋が入った大鍋から湯気が立つ。今年10月、岐阜市神田町の円徳寺会館であった初会合に参加した5世帯12人が、一緒にみそ仕立ての福島風の芋煮を作った。

 遠足や行事など人の集まる時に振る舞われる東北の秋の味覚。福島県いわき市から...